2000年から09年にかけて少女まんが雑誌『Cookie』(集英社)で連載され、不朽の名作として幅広い世代に親しまれている漫画『NANAナナ―』が再沸騰しているという――。

 同漫画は作者である矢沢あい氏が療養に入ったことで休載中のままだが、累計発行部数5000万部以上を誇る大ヒット作品だ。主人公のひとり・大崎ナナを歌手で女優の中島美嘉(40)が演じた実写映画版が04年に公開されるや、興行収入40億円超えのメガヒットを記録したことでも知られる。映画ライターが当時の盛り上がりを振り返る。

「実写映画版の主題歌・劇中歌はヒットチャートを席巻。まさに一大旋風を巻き起こしていましたね。『NANA』は、登場人物のスタイリッシュなビジュアルも世間に大きな影響を与え、Vivienne Westwoodなどを身にまとう作中のファッションも注目を集めました」

※画像は中島美嘉の公式インスタグラム『@mikanakashima_official』より

 休載から15年以上が経つが、最近、『NANA』人気が再燃しているという。若者文化や流行の最先端に詳しいトレンドアナリストの太田まき子氏が解説する。

「平成レトロブームはまだ続いており、『NANA』の人気もその一つ。また、今の時代は漫画アプリで簡単に昔の漫画を読むことができるうえに、TikTokなどで作中のいわゆる“エモい”シーンの切り抜きがアップされるという点も、『NANA』を読んでみたいと思う若者が増えている理由の一つだと思われます。22年~23年に全国で展覧会『ALL TIME BEST 矢沢あい展』が開かれたのも、人気再燃の要因でしょうね」

 こうした『NANA』人気再燃はファッション方面にも飛び火した。『NANA』を原案としたリメイクドラマも制作されている中国では23年、コスメプランド『PASSIONAL LOVER』が『NANA』を箱にデザインしたアイシャドウや口紅といったコラボ商品をリリース。日本でも話題となり、ネット通販で販売された。