2月23日夜10時から、阿部サダヲ(53)主演、宮藤官九郎脚本による連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)の第5話が放送される。

『不適切にもほどがある!』は、昭和61年(1986年)を生きるスパルタ体育教師・小川市郎(阿部)がコンプラ地獄の令和6年(2024年)にタイムスリップしたことで繰り広げられる、意識低い系タイムスリップコメディ。16日放送の第4話までは昭和と令和のコンプラ事情の対比を笑って楽しめる内容だったが、同エピソード終盤の展開、第5話の予告が視聴者をざわつかせている。

※画像はTBSドラマ『VIVANT』公式X(旧ツイッター)『@TBS_VIVANT』より

「第4話のラスト、現代で市郎(阿部サダヲ)の事情は知りつつも恋愛感情を抱きつつある犬島渚(仲里依紗/34)の父・ゆずる(古田新太/58)が登場したんですが、彼はなぜか市郎を“おとうさん”と呼んだ。そして、渚も何か事情を知っている描写もあった。

 それ以外にも複数の要素、これまでの伏線などから、SNSの“考察班”が急増したんです。昨年7月クールに放送され多数の考察が飛び交った堺雅人さん(50)主演の大作ドラマ『VIVANT』(TBS系)を彷彿とさせる勢いです」(テレビ編集者=以下同)

 本題に入る前に、今回の考察で焦点が当てられている昭和と現代の登場人物の関係を整理しよう。

 まず、昭和61年(1986年)を生きる小川市郎(阿部)と、娘で高校生の純子(河合優実/23)。第5話に登場する、「重要な役柄」とだけ発表されている、ディスコで踊る男(錦戸亮/39)。2024年からタイムマシンでやってきた、向坂サカエ(吉田羊)と息子のキヨシ(坂元愛登/15)。

 令和を生きる、“母親が死んでいる”犬島渚(仲)と、“市郎を『おとうさん』と呼ぶ”ゆずる(古田)。

 彼らをめぐり、切なく悲しい『ふてほど』の今後の展開を考察する声がX(旧ツイッター)に多く寄せられている。

「まず、もはや事実レベルの前提として語られているのが、劇中の1995年に、純子が死亡してしまっているという考察です。

 その根拠としては、第2話にそれとなく登場した渚の生い立ち、そしてテレビ放送版の第5話予告で市郎が見せた激昂ぶりなどが挙げられています」