■純子は1995年に亡くなっている――

 第2話で渚(仲)はこう話していた。「阪神・淡路の年(1995年)に、母が死んじゃったんですよね」。

 そして、市郎(阿部)を「おとうさん」と呼ぶ渚の父・ゆずる(古田)。字幕ではひらがな表記だが、「お義父さん」だったとしたら――。

「渚の正体は純子(河合)の娘、市郎にとっての孫だと考えられているんです。これまで何度も “2人が一線を越えようとすると電流が流れて触れない”という、歴史干渉における警告のような描写がありましたが、祖父と孫なら、市郎と渚が恋愛関係になってはいけない理由としても納得ですよね。

 そして、渚が亡くなった遠因は、第5話に登場する錦戸さん演じる“男”で、彼が若かりし日のゆずるではないかといわれています」

 昭和パートに登場する錦戸には、左目の下と口元にほくろがある。そして、令和に登場する古田演じるゆずるも同じ位置にほくろがある。

 そのため、

《ホクロの位置から古田新太の若き時代を錦戸亮がやるのだろう。来週、純子とゆずるの出会い描かれるのかな》
《最初古田新太がキヨシかと思ったけど、名前ゆずるだったしホクロの位置的に亮ちゃんがゆずるだね?》

 といった声が多く上がっている。

※画像はTBSドラマ『不適切にもほどがある!』公式X(旧ツイッター)『@futeki_tbs』より

 一方で、現時点で純子とキヨシ(坂元愛登)は良い雰囲気ではあるが、令和から来たキヨシは、本来昭和にいてはいけない存在。どこかで破局し、純子が錦戸演じる男と恋に落ちるのでは、と考えられているのだ。

「23日放送の第5話の予告では、阿部さん演じる主人公の市郎が“なんてことしてくれたんだ貴様―っ!!”と誰かに詰め寄っているシーン、錦戸さんが“俺が覇者になったら、結婚してくれるか?”と誰かに話しているシーンもあった。

 そして、ここが重要なんですが……演じる錦戸さんは大阪、古田さんは兵庫。2人とも関西出身なんですよね。つまり、劇中でも違和感なく関西人の設定にできるということです。もし河合さん演じる純子が、ゆずる(錦戸)と結婚して一緒に関西へ行ったら、9年後の1995年に待ち受けているのは……」