■国内旅行は街歩きも買い物もできる定番観光地が人気
続いて国内旅行編。定番観光地といえど、近年は学生の心にヒットする“映えグルメ”や写真スポットを用意している場所も多く、新たな魅力を発信している。
■JTBおすすめ! 国内旅行
【関西・東京・福岡・北海道・沖縄】
「テーマパークなどのレジャー施設もあり、街歩きも買い物もできる方面が人気です! 海外はまだ少しハードルが高い、という一人旅デビューの学生さんにもおすすめですね」(前出の大塚さん)
JTBが公開している「定番観光地で楽しむ人気の卒業旅行・学生旅行先ランキング」によると、トップ3は大阪、東京、京都。その土地ならではの観光スポットであるUSJやスカイツリー、神社仏閣に出かけながら、話題のグルメやショッピングを楽しみたいという学生から人気を集める。
“写真スポット”としては、福岡や北海道も注目だという。福岡には海沿いドライブに最適な糸島や恋愛成就で有名な現人神社(あらひとじんじゃ)、20年7月にソフトバンクホークスの本拠地・福岡PayPayドームの敷地内で開業し、よしもと福岡劇場やHKT48劇場など多様なエンターテインメント施設を備える商業ビル『BOSS E・ZO FUKUOKA』など、映えスポットが点在している。
また北海道は北の大地の銘菓として名高い『白い恋人』の名を冠し、お菓子作りが体験できる『白い恋人パーク』が札幌に。山崎賢人(29)主演で現在公開中の映画『ゴールデンカムイ』の舞台でもある小樽には線路を歩ける手宮線跡、ライトアップの美しい小樽運河など、写真を撮りたくなる場所が満載だ。
大塚さんは「旅行を通して、何ものにも代えがたい青春の時間を体験して欲しい」と話す。人生史上最高の思い出作りは、「いつか」ではなく「いま」しかできないのだ。