好調が続く西島秀俊(52)主演の日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系/毎週日曜日よる9時)だが、2月25日放送の第7話からガラッと雰囲気が変わりそうだ。

 2月18日に放送された第6話「さよならコンサート」は、平均世帯視聴率が10.8%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)で、今期連ドラ中1位(シリーズ物を除く)。初回から描かれていた、元天才指揮者・夏目俊平(西島)と家族の不仲問題は、前回、娘・響(芦田愛菜/19)と息子・海(大西利空/17)、別居中だった妻・志帆(石田ゆり子/54)の4人で食卓を囲んだことで、一応の和解を迎えた。

 第6話では、晴見フィルが解散コンサートを開催するまでが、メインに描かれた。団長・古谷(玉山鉄二/43)を中心に、市側にバレないように「さよならコンサート」の準備を進めていく中、俊平は、コンサートマスター・近藤(津田寛治/58)が指揮者になることを密かに夢見ていたと知る。さらに、フルート奏者・瑠李(新木優子/30)の6歳の頃に離婚した両親への思いに気づいて……という展開。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《コンマスの魂の指揮に感動した》などと、クライマックスの演奏シーンが好評だったが、一方で《なかなか面白かったのに、急に恋愛ぶっこんできてテンポ下がって台無し感。音楽と家族テーマなんだから、そのままイケやと思った》など、芦田演じる響と大輝(宮沢氷魚/29)が急接近するなど、恋愛要素が目立ってきたことに不満の声も。

「晴見フィルの演奏シーンは開始当初から好評でしたが、今回解散が決定的になったことで、しばらく見られなくなりそうです。2月25日放送の第7話以降の終盤は、俊平(西島)、響(芦田)を中心とする家族の問題、さらに響と大輝(宮沢)、俊平と志帆(石田)という現在進行系の男女の問題がメインになるでしょう」(ドラマライター/ヤマカワ)