■家族テーマは既定路線?
ここまで視聴率2ケタキープと好調な本作だったが、晴見フィルの団員がバラバラになって音楽要素は薄めに。その代わり、家族の問題がメインとなる展開では、アピール力が落ちてしまう。視聴者が離れる可能性もありそうだ。
「とはいえ、本作のサブタイは『父と私のアパッシオナート』で、そもそも親子、家族がメインテーマだという意味が込められています。視聴者としては《それじゃない》と思うかもしれませんが、夏目家のシーンが増え、演奏シーンが減るのは必然なのでしょう」(前同のドラマライター/ヤマカワ)
人間ドラマとなりそうな終盤。夏目家は再生、俊平は天才指揮者として復活するのだろうか? 西島、芦田らの演技力は保証済みなので、メインキャストの頑張りに期待したい。