■木村拓哉、二宮和也…芸能人も御用達の塩パン店

 韓国で流行っているとなれば、ここ日本でも再び塩パンブームが訪れることになりそう。こうした中で前出の太田氏が注目しているのが、続々と店舗数を増やしている『Truffle BAKERY(トリュフベーカリー)』の塩パンだという。

「日本初の『トリュフを使用したパン屋さん』として17年に誕生した『トリュフベーカリー』。日本ではすでに定番となっていた塩パンをアップグレードさせた『白トリュフの塩パン』(税込248円)が大人気という。

 木村拓哉さん(51)がTBS系ドラマ『グランメゾン東京』の撮影時に差し入れしたり、22年末に行なわれた『Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』というコンサートの差し入れに二宮和也さん(40)が用意したりと、芸能人がよく手土産として使っていることでも有名です。

 塩と自家製トリュフバターの加減が見事で、トリュフの芳醇な香りも食欲を誘い、同店の不動の人気ナンバーワンメニューなのも納得のおいしさです」(前出の太田氏)

 さらに太田氏が今イチオシとして挙げるのは、『海藻バターの塩パン』(税込298円)だという。

「昨年8月からメニューに加わった新商品で、ブルターニュ産のダルス(海藻)を使った自家製バターに合うよう、こだわり抜いて生まれた塩パンです。塩パンのおいしさを決めるのはバターだと言われますが、シンプルな塩パンだからこそ引き立つこの海藻バターの香りとうま味が絶品。待望の新作塩パンとして同店でもプッシュされています。ただ、1日の販売個数が決まっているので、買えない可能性も」(前同)

トレンドアナリストイチ押しの海藻バター塩パンは目玉メニューだ  撮影/編集部

 日本発祥とされている塩パンだが、韓国でのブームをきっかけに再びブレイクすることになるのかもしれない――。

太田まき子
新潟県出身。大学卒業後、広告会社及びマーケティング会社にて女性向け商材のプロモーション、ファッションカルチャーイベントの企画運営、エンタメ系の広報などを担当。現在はトレンドのマーケティングやリサーチを行う。