■日本でも取り扱う店が増え始めた
K-POPアイドルも味わうグリークヨーグルト人気を受けて、日本でも「韓国で大流行中」として取り扱うカフェが目立ち始めた。そんな中、2022年5月にいち早く専門店としてオープンした店がある。お茶の水女子大学や中央大学理工学部といった名門大学のキャンパスが立ち並ぶ、東京都文京区小石川に位置する『milky greek』だ。
「丸ノ内線の茗荷谷駅から徒歩9分ほどと歩きますが、大通り沿いなので迷うことはないでしょう。グリークヨーグルトはテイクアウトのみでの販売となりますが、もともと韓国でお店をやっていた方が日本で開店しただけあって、まるでクリームチーズのようにもっちりとして濃厚な自家製グリークヨーグルトは最高です。
プレーン(650円・税込み・以下同)のほかに抹茶、バニラビーンズ、ミックスベリー、ロータスカラメルクッキー(各・680円)のフレイバーもあり、ついつい迷ってしまいますね。一番人気はバニラビーンズ味だそう。また、シナモンが香るキャロットケーキにグリークヨーグルトを合わせたグリークヨーグルトキャロットケーキ(600円)もありますよ」(前出の太田氏)
さらに、このヨーグルトとの相性が抜群な自家製オリジナルグラノーラもあるという。
「米粉を使ったグルテンフリーのグラノーラで、こちらはプレーン(食べきりサイズの25gで税込180円、200gで税込800円)と、カカオマスたっぷりのカカオ(食べきりサイズの25gで税込200円、250gで税込850円)の2種があります。ザクザクのグラノーラが、クリーミーなヨーグルトの食感を引き立ててくれますよ。グリークヨーグルトを“韓国カフェふう”に仕上げるならグラノーラは必須アイテムになるかもしれませんね」(前同)
ヘルシーなグリークヨーグルトのブームは若者に限らず日本でも歓迎されそうだ。京都や岐阜にも専門店がオープンするなど“ビッグウェーブ”は着々と近づいている模様。
「ヘルシーですし、鍛え上げられた肉体が売りのK-POPアイドルも食べていると聞けば手を伸ばしたくなるものです。カフェの生き残り合戦が凄まじい韓国内のカフェでも大人気を集めたメニューと聞けば、その味は折り紙付き。今後、日本でもブームを起こしそうな気配です」(同)
次に来る韓国グルメはグリークヨーグルトなのかもしれない。
太田まき子
新潟県出身。大学卒業後、広告会社及びマーケティング会社にて女性向け商材のプロモーション、ファッションカルチャーイベントの企画運営、エンタメ系の広報などを担当。現在はトレンドのマーケティングやリサーチを行う。