2月27日、タレントのデヴィ夫人(84)が『週刊文春』(文藝春秋)の報道をめぐり、関係者などを名誉毀損及び信用棄損の罪で刑事告訴したことを自身のX(旧ツイッター)とインスタグラムで明らかにした。

 デヴィ夫人が事実無根だと訴えているのは、2023年8月・10月に同誌が報じた「1700万円持ち逃げ報道」と、それに関連したトラブル。

 デヴィ夫人は2023年5月まで一般社団法人『アミチエジャポン』の代表理事を務めていたが、不透明な支出などが相次いだことで解任。しかし、資金1788万円の残高がある団体名義の通帳や印鑑を手放そうとしなかった――文春は、そう報じていた。

 今回のデヴィ夫人の訴えに対して文春は、2月28日に『文春オンライン』で「事実関係を十分に確認して報じた」とする記事を掲載しており、今後も争いは続くと考えられる。

 デヴィ夫人と文春の全面激突――近年のデヴィ夫人は大人気番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)で人気を博している一方で、過去には別件のトラブルで炎上したこともあるため、

《イッテQに出れなくなるとかないですよね、文春の内容とか全然知らなくて、この(告訴)投稿しか見てないんですけど》
《過去、この人がクロ判定になったトラブルや、敗訴した裁判も多いのに、イッテQのイメージで安直に捉え過ぎ》

 と、Xでは賛否両論の事態になっている。

『週刊文春』とタレントの裁判沙汰――と言えば、ダウンタウン松本人志(60)が浮かぶだろう。松本は昨年12月末に文春で報じられた複数女性に対する加害疑惑をめぐり、裁判に注力するべく、今年1月8日から芸能活動を休止。記事によって名誉を毀損されたとして、同誌を発行する文藝春秋に5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟は、第1回口頭弁論が3月28日に東京地裁で開かれる。

※画像は松本人志の公式X(旧ツイッター)『@matsu_bouzu』より