■小山田圭吾の炎上がきっかけか
民放キー局関係者が話す。
「指原さんの件もそうですが、SNSを中心に過去の言動が掘り返され、拡散されて、その責任を追及するケースが急増していますよね。業界内では“さすがにやりすぎではないか”という論調も出ていますが……こういうことが頻発するようになったのは、小山田圭吾さん(55)の騒動がきっかけではと言われていますね」
コーネリアスとしても活動する小山田は、2021年開催の東京オリンピック・パラリンピックの開会式で楽曲の作曲を担当することになっていた。ところが、小山田が楽曲担当だと明らかになると、過去の雑誌インタビューで、障害を持つ同級生にイジメをしていたと自慢げに語っていたこと、インタビュー当時、後悔していないと述べていたことが明らかになり、批判が殺到。
小山田は謝罪し、コーネリアスのXで《この度の東京2020オリンピック・パラリンピック大会における私の楽曲参加につきまして、私がご依頼をお受けしたことは、様々な方々への配慮に欠けていたと痛感しております》と説明し、《関係各所にて調整をさせて頂き、組織委員会の皆様へ辞任の申し出をさせて頂きました》と辞退したことを明らかにした。
Mitsuo Shindo Retrospective pic.twitter.com/blw7WqEg29
— Cornelius (@corneliusjapan) August 7, 2018
「小山田さんが参加しているバンド・METAFIVEの2ndアルバムのリリースも2021年8月に迫っていましたが、発売中止になってしまいましたね。小山田さんがイジメについて語ったのは『Quick Japan』(太田出版)1995年8月号でのこと。小学生時代、中学生時代、高校生時代のイジメを22ページにわたって証言していました。
ただ、小山田さんの件も30年近く前のことを掘り返され、指摘されたものです。指原さんも小山田さんのように過去の行ないを現在に持ってきて、批判が巻き起こってしまっているんです。今のコンプラ基準で考えたらアウトな過去の言動は、多くのタレントにもあるはずです。ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)ではないですが、今、80年代、90年代のテレビ番組でやっていたことをやったら批判が殺到するでしょう。
昔と今ではコンプラの基準が違いすぎます。現代に当てはめて過去の言動を断罪するのは“やりすぎではないか”ということですよね」(前同)