■青井アナに批判が殺到してしまう「2つの理由」
制作会社関係者が話す。
「青井アナの祖父は、百貨店や商業施設を展開する大企業・丸井(マルイ)の創業者。父親は不動産関連会社を経営、青井アナ自身は慶應幼稚舎から慶應大学卒業した生粋の慶應ボーイと、超のつくセレブ一族です。そして親族企業からNHKに無許可で報酬も得ていたこともあり、不正があった人になぜニュース番組を任せるのか、疑問を呈する声が上がっているんです。青井アナは厳重注意を受け、すでに役員報酬を全額返金したとのことですが。
これだけ青井アナに批判が寄せられるのには、2つ理由があります。まずひとつは、やはり彼が超ド級のお金持ちだということ。青井アナは親族企業からの役員報酬について、家業だから副業という認識がなかったと語っていたようですが、やはりそれは“普通”の感覚とは言い難いですよね。庶民とはかなり遠い超セレブ。これまでお金に困ったことはないのではないでしょうか。
『イット!』は夕方のニュース放送ですから、主婦層がメイン視聴者です。番組ではニュースのほかに、企画もので野菜詰め放題のスーパーやお得なランチの人気店を紹介するなど、やはり庶民目線の番組作りを目指していることは明らか。どう考えても、青井アナとの相性は絶対的に悪いでしょうね……」
青井アナに批判が殺到してしまうふたつ目の理由が、“前任者”の人望と好感度の高さだという。
「現在、宮司アナとともに『イット!』のMCを担っている榎並大二郎アナ(38)は、局内で本当に愛されている存在なんです。人望が厚い、いわゆる“いい人”で、新米のADなどにも分け隔てなく接するタイプ。子どもや立場の弱い人が犠牲となる不幸なニュースを報じる際には、本気の涙を流すこともあるほどです」(前同)
2021年8月の『イット!』で榎並アナは、新型コロナウイルス感染者の妊婦が入院ができず、自宅で出産した乳児が死亡したニュースを涙ながらに伝えた。彼の姿に視聴者からは《榎並アナの奥さんも妊娠中なんだって。もらい泣きするよね》といったコメントが寄せられた。
「画面からにじみ出ていますが、榎並アナは本当に優しいいい人。ですので視聴者からの人気も高く、そんな真面目で頑張り屋のいい人の彼が、青井アナが来て外される形になることに、フジ局内でも“納得がいかない”と怒りの声が上がっていますね」(同)