■テレビ各局で音楽番組乱立のワケ

 TBSのみならず、テレビ各局は音楽番組を続々とスタートさせている。

 2023年10月にはナインティナインがMCを務める『週刊ナイナイミュージック』がスタート。同年4月スタートのダウンタウン松本人志(60)と中居正広(51)がMCを務める『まつもtoなかい』は『だれかtoなかい』(ともにフジテレビ系)にリニューアルしたが、ゲストを招いてのトークパートと話題のアーティストやパフォーマーを招くパフォーマンスパートの2部構成だ。

 さらにフジテレビでは4月11日19時より、さまぁ~ず大竹一樹(56)と三村マサカズ(56)がMCを務める音楽バラエティ『ミュージックジェネレーション』がレギュラー放送されることも明らかになった。

※画像は『ミュージックジェネレーション/エンタメジェネレーション』の公式X(ツイッター)『@bestsong_mg』より

 日本テレビでは櫻井翔(41)がMCを務める『1億3000万人のSHOWチャンネル』が3月をもって終了し、4月からは同枠で有働由美子(54)MCの音楽番組『with MUSIC』がスタートする。

「テレビ各局は今、13~49歳のコア視聴率を重視していますが、若者は推しが音楽番組に出るとなったらリアルタイムで見てくれるんです。ドラマが特にそうですが、TVerや配信サービスでの視聴が増えています。ただ、若者がリアルタイムで見てくれる音楽番組はコア視聴率が期待できる。今、テレビ局にとって音楽番組は“ありがたい番組”なんです」(前出の制作会社関係者)