旧ジャニーズ系グループの中で、独特な路線を歩んでいるSixTONES。その姿勢は最近、加速しているが、その陰にはかつての副社長・滝沢秀明氏(41)がジャニーズを退所した、2022年10月31日以降の態勢も関係ありそうだ。

 SixTONESの6人は、常日頃からライブにかける思いを真摯に語ってきた。3月2日放送のラジオ番組『SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル』(ニッポン放送/土曜よる11時30分)でも、いつもはフザケてばかりいる森本慎太郎(26)が、ライブに関する独自の構想を語っていた。

 その内容は以下。森本は、イーロン・マスク氏のような“経営者”になるため、ジョギングなどの朝活をする「経営者マインド」について以前、語ったことがあったが、今年は新しいフェーズ(局面)に入っており、基礎体力作りのためジム通いを始めたと報告。さらに、海外に行った際、ジェシー(27)の負担を軽くするため、英会話も始めたいと語った。

 また、「経営者マインド」を持ち始めたのは、SixTONESは「ライブでこういう演出がやりたい」などたくさんの“妄想”があるが、それを“現実”にするためには“お金”が必要になると思ったからだと告白。その出資者になるため、「経営者兼アイドル」になるのだと、妄想を交えながら語った。これに田中樹(28)は、夢物語や笑い話っぽく話しているが、可能性はゼロじゃない気がすると応じていた。

 リスナーのX(旧ツイッター)上の反響は、《慎ちゃんの経営者マインドの全貌がこんなに泣けるとは思わなかったし、それを一つも否定せず背中を押す樹くんに、また更に泣かされるという、予想外の胸熱回だった…SixTONESの未来は明るい》など、森本と田中の強いグループ愛に称賛の声が寄せられていた。

 森本が話し始めたときはいつもの世迷言かと思ったのだが、実はグループを考えてのことだったという意外な展開。森本が「経営者マインド」のことを同ラジオで語り始めたのは、2022年の暮れぐらいで、滝沢氏がジャニーズを退所した後のことだ。どうやら、この2つは無関係ではなさそうだ。