■森本慎太郎はかなり本気
もともとSixTONESは、滝沢氏の後押しでデビューしたグループ。そして、自由すぎるラジオや、ロックやヒップホップのテイストを大胆に取り入れた男臭い楽曲など、もともと旧ジャニーズの中では独自の路線を歩んでいた。そこからの、後ろ盾であった滝沢氏の退社。森本はそのタイミングで、SixTONESをより自立したグループ、自分たちで活動資金をカバーできるようにしたいと考え始めたのではないか。
当時はまだ、旧ジャニーズから新体制(STARTO ENTERTAINMENT)への移行時期ではなかった。しかし、その頃から、事務所もタレントの意志を尊重するように変わってきたと言われている。これも森本の発想を後押ししたことだろう。冗談めいた発言ではあったが、森本がかなり本気なのは確かだ。
前週の高地優吾(29)が出演した回では、後番組『オードリーのオールナイトニッポン』(土曜深夜1時)のパーソナリティ・オードリー(若林正恭・春日俊彰/45)が、東京ドームで番組イベントを開催したことに刺激を受けたのか、自分たちも番組イベントをやってみたいと盛り上がっていた。田中の発言によると、これも実現する可能性は高そうだ。
アイドルの枠をハミ出し、自分たちの理想のエンタメを追求し続けるSixTONES。そのスタンスから事務所独立の噂が絶えないが、どんな態勢になろうとも、ファンに極上のエンタメを届けてくれることは間違いないだろう。(芸能ライター/坂上五郎)