■若者がリアルタイム視聴してくれる音楽番組が乱立
そんななか今、日本テレビのみならず、テレビ各局で音楽番組が乱立している。
TBSでは『アイ・アム・冒険少年』が3月をもって終了し、4月からは音楽番組『CDTV ライブ!ライブ!』が1時間拡大し、19時から2時間番組になることが明らかになった。
フジテレビでは、2023年10月にナインティナインがMCを務める『週刊ナイナイミュージック』がスタート。同年4月スタートのダウンタウン・松本人志(60)と中居正広(51)がMCを務める『まつもtoなかい』は『だれかtoなかい』(ともにフジテレビ系)にリニューアルしたが、ゲストを招いてのトークパートと話題のアーティストやパフォーマーを招くパフォーマンスパートの2部構成となっている
さらに同局では4月11日19時より、さまぁ~ずがMCを務める音楽バラエティ『ミュージックジェネレーション』がレギュラー放送されることも発表された。
『ミュージックジェネレーション』『街グルメをマジ探索!かまいまち』
— フジテレビ (@fujitv) March 4, 2024
フジ木曜G帯は「音楽」&「グルメ」祭り!
『ミュージックジェネレーション』4月11日(木)19時スタート ※初回3時間SP/『街グルメをマジ探索!かまいまち』4月… https://t.co/1Lx7cjRr5r
前出の制作会社ディレクターは続ける。
「今、若者世代は“推し”のアーティストが音楽番組に出るとなったらリアルタイムで見てくれるんです。ドラマが特にそうですが、現在はTVerや配信サービスでの視聴が増えていますが、若年層がリアルタイムで見てくれる音楽番組はコア視聴率が期待できる、テレビ局にとって“ありがたい番組”なんです。
また、テレビ不況が続いていますが、バラエティ番組にはなかなか広告が入らなくなってきており、音楽番組のほうが広告が入る状態であることも音楽番組が乱立する理由の1つでしょうね」