■初回から言われ続けていた“ジャニーズゴリ押し”の声

 前出の制作会社関係者は、

「視聴率が取れないこと以外にも“残念”という声が言われていますね」

 と言い、こう続ける。

「英国の公共放送・BBCが最初にジャニー氏の闇を報じたのは昨年3月。そして、同9月に事務所が加害行為を正式に認めて以降、旧ジャニーズに対しての目は非常に厳しくなりました。

 しかし、同年10月26日から始まった『木7◎×部』は、初回からTOKIO松岡昌宏さん(47)やHey!Say!JUMPSixTONESジェシーさん(27)などなど、旧ジャニーズへの逆風なんてないかのような、ゴリゴリの“ジャニーズ番組”だった。時代に逆行したような編成だと当時から指摘する声もありましたが、現在もそれが続いています」

 2月に『木7◎×部』は1日、8日、15日、22日、29日の5回放送されたが、相葉以外の旧ジャニーズタレントが登場しなかったのは、いとうあさこ(53)とオアシズ大久保佳代子(52)の2人がメインゲストの、22日放送回のみ。それ以外の4回は、すべてTravis Japan松田元太(24)やなにわ男子の西畑などが出演していた。

 そんな『木7◎×部』の内容に関しては、開始当初から現在まで、 

《スタジオトークってないんだ。ただVTR見るだけなんだね。これはつまらないよ》
《このジャニーズごたごた期に相葉ちゃん、travis、JUMP、ニノ、松岡さん、ジェシーってジャニーズに頼りきる上に内容ほんとに面白くない》
《企画がとっ散らかって誰向けに放送してんだ?これ昼か土日にすればいい内容ばかり》

 といった視聴者からの厳しい声は多い。

※画像は『木7◎×部 』の公式X『@moku7marubatsu』より

「視聴者からも時代錯誤感が指摘される旧ジャニーズゴリ押し番組なうえ、その内容にも辛らつな声が多いと。そして、それを証明するかのような低視聴率。

 次回の“幻の関西Jr.”出演など、開き直ってさらに旧ジャニーズ感を強くしている感じもありますが、枠移動後は果たしてどんな番組になるのか……」(前同)

 3月4日の改編説明会でフジテレビの中嶋優一編成部長は『木7◎×部』の枠移動に関して、「番組の足腰を強くして、いつか(また)ゴールデンに帰ってきたらいいなという狙いです」と話していたが、奇跡の大逆襲はあるのだろうか――。