■雨と太陽が分け合う希望
「今回、千秋(松本)のセリフで《誰もが心にキャンドルを持っていて、そこには希望の光が灯っているの。その光を消さないように、大切に誰かと分け合いながら生きていくのが人生》とありました。“分け合う”は作品全体に通じる世界観なので、最後もやはり、2人で希望を分け合い、ともに生きていく可能性が高いです」(ドラマライター/ヤマカワ)
以前(3月4日公開)の記事では、「雨(永野)が案内人になり、太陽(山田)に寄り添いながら生きていく」と推測したが、今回、太陽に勇気づけられた雨は、日下に奇跡の先に希望がないことを教えられても、「生きまくってやる。奇跡なんかに絶対負けない」と発言。雨が死後、案内人になることはなさそうだがーー。
「案内人になる可能性はまだあります。ただし、それは太陽かもしれない。日下は《案内人は身内の奇跡を見届けることはできない》と言っていましたが、雨と太陽は結婚しておらず、身内ではありません。ルール上、どちらかが案内人になることは可能なんです。
第10話の予告では、花火大会の日に天候が急変するとありました。ひょっとすると、なんらかの事故が起こり、太陽か雨かどちらかが死んでしまうのかも。それは、本来なら亡くなっていた太陽で、案内人になって雨の希望を見届けるため、彼女に寄り添って生きていくのかもしれません」(前出のドラマライター/ヤマカワ)
どちらかが死んでしまうのは悲劇だが、2人が一緒に居続ける、救いのあるラストならありそうだ。多くの視聴者を号泣させてきた本作。最終盤では、またも涙の雨が降りそうだ。