西島秀俊(52)主演の日曜劇場『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(TBS系/毎週日曜日よる9時)で、主人公の元天才指揮者・夏目俊平(西島)の娘・響として出演中の芦田愛菜(19)。清純派のイメージが強く、かねてから朝ドラヒロインに推す声は多いが、本作で一歩、近づいたようだ。

 芦田が演じる響は、晴見市役所の文化振興課で勤務する20歳で、5年前の“ある事故”をきっかけに父と決別。父とは真逆で音楽を嫌い、音楽の無い人生を送っていたが、晴見フィルと関わることで、少しずつ父、そして音楽との距離を縮めていき……という役どころだが、3月10日放送の第9話では、芦田の非凡な演技力が披露された。

 第9話「父と娘のアパッシオナート」の内容は以下。仙台オーケストラフェスティバルに向けて、晴見フィルは練習合宿するため熱海の保養施設へ。一緒に行った響は大輝(宮沢氷魚/29)に、5年前のバイオリンコンテストのセミファイナルのあと、寝る間を惜しんで練習し、納得する演奏ができたのに、俊平に欠点を指摘されたことを明かす。

 響は「もう頑張れない」と、ファイナルの直前で逃亡。事故に遭ってしまい、俊平が病院に駆けつけると、父のせいで音楽が嫌いになったと泣いたことを振り返った。そして現在、響は練習合宿で俊平の思いを知り、自宅に戻ると、5年間で俊平からもらった手紙を一気に読む。そこには音楽の話はいっさいなく、響のことを気づかう言葉ばかりで……という展開。

 手紙を読んだことで、響は俊平と和解。ラストは俊平がピアノを弾き、響が一緒にバイオリンを演奏して、「帰って来てくれてありがとう。お帰り、パパ」と、涙ながらに俊平に語りかけた。X(旧ツイッター)上では、《響の過去話からラストまでずっと泣きっぱなしでした》など、芦田の泣きの演技に絶賛の声が相次いでいた。

 俳優として着実にステップアップした、芦田の演技。これによって、芦田の“朝ドラヒロイン”としての条件がすべてそろったというーー。