二階堂ふみ(29)が主演、チェ・ジョンヒョプ(30)が相手役の火曜ドラマ『Eye Love You』(TBS系/毎週よる10時)の第9話が、3月19日に放送される。第8話の平均世帯視聴率は5.6%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)に下がったが、相変わらず配信サービスでの成績は好調。この成功はジョンヒョプだからこそ、得られたものだ。

 チョコレートショップの社長・本宮侑里(二階堂)が、韓国人留学生のユン・テオ(ジョンヒョプ)と恋に落ちるラブストーリーで、侑里は12年前の事故をきっかけに、相手の心の声が聞こえてしまう特殊能力を授かっているなど、ファンタジー要素が多い本作。地上波連ドラでは、ファンタジー物は好き嫌いが分かれて難しいが、今回は見事に成功した。

 3月12日放送の第8話では、テオ(ジョンヒョプ)の部屋で、『心が聞こえる少女』という絵本を見つける侑里。そのストーリーが、侑里とテオの出会いから今までの思い出と重なるうえ、これから不幸が訪れると記されていることに驚く。さっそく侑里は絵本について検索をすると、著者はミン・ハナ(玄理/37)で、絶版になっていた。 

 侑里は真尋(山下美月/24)に相談し、もう一度絵本を読むため、2人でテオの部屋を訪ねる。そして、テオと侑里がコンビニに行っている間、真尋が絵本を写真に撮るが、そこには、力を消す方法として、神様が「愛する人と33秒間目を合わせる」と、教えてくれていたという内容が。力を失ったら父と話すことが出来なくなるため、侑里は悩み……という展開。

 ますますファンタジー要素が濃くなってきた今回。さらにラストで、テオが侑里の特殊能力を知っていたと判明したため、視聴者はX(旧ツイッター)で、《まさか、テオは「あのとき侑里が助けたラッコです」とかいうオチじゃないだろうな(まさかそれはない)。声が出ない父の設定、人魚姫っぽいんじゃない?》などと、考察が盛り上がってきた。