阿部サダヲ(53)主演の連続ドラマ『不適切にもほどがある!(ふてほど)』(TBS系/金曜よる10時から)の第9話「分類しなきゃダメですか?」が、3月22日に放送される。ハラスメント対策や働き方改革など、現代社会に問題提起をして話題になっている本作。物語は残りわずかとなり、どんな最終回になるのか気になるところだ。

 小川市郎(阿部)が1986年から令和の現代にタイムスリップし、令和の人々と出会うことから始まった物語は、中盤までは、市郎と娘・純子(河合優実/23)が阪神・淡路大震災で一緒に亡くなってしまうことが話題になっていた。だが、後半に入ってからは、令和の社会問題提起にドラマの尺が多く使われるようになっている。

 3月15日放送の第8話「1回しくじったらダメですか?」では、令和へタイムスリップしたムッチ先輩(磯村勇斗/31)は、息子である秋津(二役・磯村)と対面し、純子が入れ違いで昭和に帰ったことを知る。一方、純子は令和でナオキ(岡田将生/34)と出会ったことでヤンキーに興味がなくなり、大学受験勉強に励もうとする。

 同じ頃、市郎のもとに、入社7年目のアナウンサー・倉持猛(小関裕太/28)が相談に来る。過去の不倫スキャンダルで閑職に追いやられ、ようやく復帰の目処が立っていたが、リスクマネジメント部の部長が栗田(山本耕史/47)に変わったため白紙に戻されてしまったという。そこで市郎は、栗田に直談判をするが……という展開。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《昭和に戻った純子ちゃんが、年取るのが嫌じゃなくなった、出会いや結婚、仕事、全部楽しみたいから勉強すると、サカエさんに伝えた時の笑顔がまぶしかった》などと、相変わらず純子に注目が集まっている。純子は未来への希望を見つけたが、その死がすでに分かっていることで切なさが増したという声も多いが、純子は本当に亡くなってしまうのだろうかーー。