■ムッチ・磯村勇斗が純子・河合優実の死を食い止めるか
「純子が死なない可能性は十分にあります。市郎は未来を変えてしまうタイムパラドクスの問題もあり、自分と純子の死を受け入れたようですが、最近の放送回では、その変化についてあいまいになっています。本来なら、サカエ(吉田羊)が昭和で安森(中島歩・35)とつきあっている時点で、未来に変化が起きそうなのに、それはスルー。純子が死ぬ震災の時点で渚は生まれているため、仮に純子が生き残っても、未来にあまり変化はないという解釈も可能ではと」(ドラマライター/ヤマカワ)
また、物語のテーマも、純子が生き残る可能性を示唆しているという。
「3月17日に同局で放送された特番『金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」今からでも楽しめるSPダイジェスト!』で、阿部が本作を《家族愛の物語》であると強調していました。そうであるなら、親である市郎が純子が生かすため、自分の命を犠牲にしても何かをする可能性は十分にあります。そして、そのキーマンになるのはムッチ先輩でしょう」(前同)
ムッチ先輩(磯村)は純子(河合)の死を知る、唯一の過去の人物。重要キャラのはずなのだが、実は、ここまで物語を動かす行動は、ほぼとっていない。第8話で未来に行ったのだが、ホストに憧れただけで昭和に戻ってしまった。最終回までに破天荒なムッチ先輩が暴走することで、純子の死を食い止めるのかもしれない。
次回予告では、市郎がタイムマシンはもう出せないと言われたり、ムッチ先輩が純子にプロポーズする姿が。また、昭和にいるはずのサカエが、令和に戻ってくるらしい。残すはおそらく2話だと思われるが、感動的な家族愛の物語を楽しもう。