3月20日、お隣の韓国で開幕戦を迎えたロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平(29)。昨年、メジャーリーグで日本人初のホームラン王を獲得したスーパースターに、思いもよらない悲劇が降りかかった。
スポーツ紙記者が解説する。
「開幕戦が行なわれた3月20日(現地時間)、大谷選手の“右腕”として知られる水原一平通訳の解雇が球団から発表されました。アメリカ現地紙の報道によれば、水原氏は違法なスポーツ賭博に手を染め、大谷選手の口座から少なくとも約450万ドル(日本円でおよそ6億8000万円)を胴元であるブックメーカーへと送金していたとのこと。
ドジャースの本拠地があるロサンゼルスでスポーツ賭博は違法。大谷選手の口座から多額の金額がブックメーカーへと送金されていたことが、水原氏の違法行為発覚の糸口となったようです」
大谷選手と水原氏2人の出会いは、大谷選手が日本ハムへと入団した2012年のこと。その後、17年オフに大谷選手がロサンゼルス・エンゼルスへと移籍すると、専属通訳として共に海を渡り、異国の地での生活を支えてきた。
今回、水原氏は自身の口からギャンブル依存であると語ったとも報じられており、報道されていることがすべて事実であれば、非常に深刻な事態だろう。そんな水原氏を飲み込んだのは、オンライン上で行なわれることが多い、スポーツ賭博だと報じられている。
自身もハマり、消費者金融に駆け込んだ経験がある20代の日本人男性が、オンライン上でのスポーツ賭博の実態を話す。
「オンライン上でのスポーツ賭博には合法なものと非合法なものがあります。私が頻繁に利用していたのは、英国の合法なスポーツブックメーカー。サッカーや野球、NFLの試合の勝敗に賭けていました。登録時にはパスポートなどの身分証を運営側へと提示する必要があり、身分証の持ち主の口座からしか入金はできない仕組みです」