■専門店が都内にオープン! 連日の行列に熱視線
お菓子にも食事代わりにもなるというフラン。そんなフランを日本で初めて扱う専門店が東京都内にできたという。
「23年7月に伊勢丹新宿店で行われたイベント『ISETAN de パリ祭』で販売されると、大きな話題となったのが、フラン専門店『パケモンテ(PAQUET MONTÉ)』です。今年2月1日には、代々木八幡エリアに店舗をオープン。長い行列ができるほどの人気を呼んでいるんです」(前出の太田氏)
焼き立てのフランを提供する店舗では、1階にスタンディングでカジュアルに楽しむイートイン席(6席)、2階に食事とデザート2つのフランプレートが楽しめる個室のプライベートルーム(予約制、2~3席)も備える。
「筒状のパイ生地はパリパリかつザクザク、中のクリームはとろとろというコントラストのある食感もたまりません。フランス産発酵バターなど厳選された素材で手間暇かけてつくられているだけあって、味わいも濃厚。パイ生地には塩気があり、甘すぎないのも魅力です」(前同)
バニラビーンズの香りが口中へと広がる定番の『バニラ』(900円、税込・以下同)以外にも、時期によって豊富なバリエーションのフランが店内では販売されているという。
「米粉と玄米粉で小麦配合ゼロの生地をつくった『グルテンフリー』(1100円)といった健康志向が高い消費者に向けた商品や、ほうれん草がメインに使われた『ほうれん草』(1100円)、3月に販売された『ブロッコリー』(1100円)はまるで食事のようでした。ブロッコリーを丸ごと使い、岩塩とターメリックが隠し味となっているこの『ブロッコリー』フランは4月も販売継続されるそうです」(同)
そんなフランは味だけでなく見た目にも映えるのが売りだと太田氏は話す。
「パケモンテで売られている円筒型のフランは形もとっても可愛らしい。また店名の『パケモンテ』は、フランスの伝統的な三角のラッピングのことで、ひとつひとつのフランが三角包みで提供されており、“映える”見た目になっているのもウケが良い要因のようです」(同)
目前に迫ったパリ五輪。一足先にパリジェンヌ気分を味わいたいという人はフランを手に取ってみては。
太田まき子
新潟県出身。大学卒業後、広告会社及びマーケティング会社にて女性向け商材のプロモーション、ファッションカルチャーイベントの企画運営、エンタメ系の広報PRなどを担当。現在はフリーランスのPRとして、トレンドのマーケティングやリサーチを行う。