2024年後期放送のNHK朝ドラ『おむすび』に主演する、“ハシカン”こと橋本環奈(25)が、かなり期待できそうだ。

 橋本は3月24日放送の特別ドラマ『万博の太陽』で、その類まれな演技力を遺憾なく発揮していた。このドラマは、1970年に開催された日本万国博覧会(大阪万博)で働くことを夢見たヒロイン・朝野今日子(橋本)の青春と、その家族の物語を描くヒューマン・ホームドラマ。テレビ朝日の開局65周年記念作として力が入っていたが、残念ながら評判はいまひとつだった。

 その内容は以下。東京の下町で育った今日子の頭の中は、再来年、大阪で開催される万国博覧会のことでいっぱい。そんな中、今日子のもとに舞い込んだのは、伯父・万田昭太朗(唐沢寿明/60)の工場が人手不足で困っているという話。しかも、工場は万博会場のすぐ近く。今日子は建設中の万博会場を見てみたい一心で、大阪に旅立つ。

 今日子が居候する万田家では、従妹の女子大生・千夏(飯豊まりえ/26)が、世界的建築家・丹下健三の設計事務所に勤める、倉本鉄平(木戸大聖/27)とお見合い。千夏は好感を抱いている様子だ。そんなとき、千夏は大学の教授から万博パビリオンのコンパニオンに推薦され、頭の固い昭太朗に反対されるが、今日子とともに応募して……という展開。

 視聴者のX(旧ツイッター)上の反響は、《一夜限りのSPで2時間弱しかないから仕方ないけど…この内容なら前編後編の2部作でもっと深く描いて欲しかったかも》《キャストは良いけど、なんかストーリーが雑だった》《コンパニオン教育や女性の社会進出、町工場の悲哀、パビリオン建設の大変さ、すべて描き方が中途半端》などと不評の声が。