■個人契約はリスクがあるが……

 芸能プロ関係者は話す。

「二宮さんのように、旧ジャニーズのタレントが独立後に企業と再契約を結ぶのは、決して簡単な話ではないでしょう。というのも、スポンサー企業が、プロダクションではなく個人と直接契約するのは、リスクが大きいんです。トラブルや不祥事の際に、個人や規模の小さい個人事務所では金銭補償などを含め、諸々の対応が難しくなりますからね。

 しかし、それを承知で、JCBもガンホーも二宮さんとの再契約を結んだ。それはやはり両企業が、“代えがたい同志”である二宮さんと仕事をしたいからですよね」

 広告キャラクターに求められるのは、商品訴求力だけではない。商品、ブランドのイメージを作る力も必要だ。

「二宮さんの場合、明るく前向きに常に人生を楽しんでいる感じと、新たなことへのチャレンジがJCBが求めるイメージにフィットしているのではないでしょうか。本人がヘビーユーザーの『パズドラ』がぴったりなのは言うまでもありません。

 二宮さん以外にも旧ジャニーズから独立後、それまでCMキャラクターを務めていた企業と個人として再契約をしたタレントはいますが、彼らにも同じことが言えるでしょう」(前同)

 岡田准一(43)は加害問題の影響で、日本マクドナルドのCMが23年9月に事実上の打ち切りとなっていたが、その2か月後の11月に独立し、今年1月に同社のCMも復活。加藤清史郎(22)と共演する新バージョンも公開された。

 加えて岡田は、故郷である大阪府枚方市の遊園地『ひらかたパーク』のイメージキャラクター「超(スーパー)ひらパー兄さん」を2013年から続けているが、運営元の『京阪レジャーサービス』の親会社『京阪ホールディングス』は「岡田さんとは10年にわたる信頼関係がある」と昨年12月に『読売新聞』にコメント。岡田が独立後も変わらず契約が続いている。

※画像は『ひらかたパーク』の公式X『@hirapar_pr』より 

「マクドナルドは堺雅人さん(50)の『サムライマック』のように男性受けを意識した商品、CMを打つことがありますが、岡田さんも武人肌で男性人気のあるタレントですよね。

 また、ひらパー兄さんに関しては、岡田さんの実際の出身地でもあり、キャラクターとしてドンピシャですよね」(前同)