■退所後、旧ジャニーズ時代の企業2社と再契約した平野

 事務所を退所したのは、ジャニー氏の加害問題より前だが、Number_i平野紫耀(26)も同じことが言えるだろう。

 平野は23年5月にキンプリを脱退、ジャニーズ事務所から退所したが、旧ジャニーズ時代に契約していた2社とNumber_i結成後に再契約したことで注目を集めている。

 1社目は、2022年に平野をイメージキャラクターに起用して、今年3月1日に新ビジュアルを発表したコンタクトレンズ会社の『ボシュロム・ジャパン』。

 2社目は、21年に平野をかゆみ・虫さされ薬『ムヒ』のCMキャラクターに起用し、今年3月21日に再起用を発表した池田模範堂だ。

「平野さんは圧倒的な目力があるし、CMで“コンタクトのみずみずしさ”を表現するのにぴったり。ムヒも、汗っかきでアウトドア派、蚊に悩まされることが多いであろう平野さんはドンビシャ、イメージぴったりですよね」(前出の芸能プロ関係者)

※画像は『ボシュロム アクアロックス』の公式X『(@aqualox_jp』より

 最後に、旧ジャニーズから独立してはいないが、Snow Man目黒蓮(26)も“個人契約”が話題となったタレントとして知られている。

『キリンホールディングス』は昨年9月に旧ジャニーズ事務所との新規契約をしないと明言し、『午後の紅茶』に出演していた目黒とも契約更新をしないことを発表していた。

 しかし、今年3月7日に「旧ジャニーズ事務所との新規契約をしない方針は変わっていない」としつつも、目黒に対しては“直接契約”の形で『午後の紅茶』と、今春発売のキリンビール新商品(後に『晴れ風』と発表)の広告に起用することを発表している。

 前出の芸能プロ関係者は言う。

「二宮さん、岡田さん、平野さん、目黒さん――全員に言えるのは、企業がリスクのある個人(事務所)契約でもいいから再度契約したくなるほど、圧倒的な魅力を放つ一流のタレントだということですよね。4者は高い商品訴求力に加え、商品やブランドのイメージを作ってくれる存在。リスクを承知の上でキャラクターを務めてほしい――広告界の常識を超えるすごいタレントだと言えそうです」

 JCBとガンホーが二宮に送った言葉「余人を持って代えがたい同志」と「長い間共に歩んできた大切なパートナー」からも伝わるが、最後はやはり個人の人間力が問われるのだろう。