■脚本、共演俳優も草なぎと縁深く、放送枠も……

 朝ドラ『ブギウギ』の主演を見事に務め上げた趣里。そんな彼女が次に主演するのは、どうやら10月クールの地上波ドラマになりそうだ。

「フジテレビは月曜夜10時の放送枠で関西テレビ(カンテレ)制作のドラマを放送していますが、同枠の10月期の作品で、趣里さんの主演が内定していると聞こえてきています。同枠はフジテレビの看板枠“月9”に続くドラマ枠。2023年1月クールには草なぎさん主演の『罠の戦争』が放送されていましたよね。

 そしてさらに、趣里さんと草なぎさんの深い縁を感じさせるのは、その10月期ドラマの脚本。草なぎさんの『僕シリーズ3部作』を大ヒットさせた橋部敦子さんが担当するといいますね」(前出の制作会社関係者)

『僕の生きる道』(03年1月期)、『僕と彼女の生きる道』(04年1月期)、『僕の歩く道』(06年10月期)――この3作品は独立した作品だが、“主演が草なぎで脚本が橋部氏”“カンテレと共同テレビの共同制作””放送枠が火曜夜10時”で『僕シリーズ3部作』と称されている。

「趣里さんが主演し、若手の人気俳優・中川大志さん(25)も出演すると言われています。中川さんは1月クールの二階堂ふみさん(29)主演ドラマ『Eye Love You』(TBS系)で“当て馬枠”として大活躍しましたし、趣里さんとの掛け合いも面白いものになるのではないでしょうか」(前同)

※画像はEye Love You』の公式X『@eyeloveyou_tbs』より

 中川は、『Eye Love You』で、大学時代から本宮侑里(二階堂)に密かな思いを寄せ続けていたビジネスパートナー・花岡彰人を演じていた。当て馬枠として物語中盤で失恋したが面倒見が非常によく、最終回も韓国・ソウルに飛んで恋敵であるユン・テオ(チェ・ジョンヒョプ/30)を励ましたり、物語のきっかけとなったある出来事の真相を独自に調べ上げたりと、彼抜きでは物語が進まないレベルの有能ぶりを発揮。

 本題である侑里とテオの恋物語以上にインパクトを残し、

《最終回終わってみれば、花岡の有能さと花岡の突き抜けて素晴らしい人間性に感心しきりだった》
《花岡は最後の最後までいい人だったし色んな意味で有能すぎた》

 といった声が視聴者から多く寄せられたのだ。

「中川さんは、草なぎさんが主演する映画『碁盤斬り』(5月17日公開)に出演します。

 主演が趣里さん、脚本を橋部さんが担当し、中川さんも出る――草なぎさんと非常に縁の深い作品が、草なぎさんがジャニーズ事務所を辞めてから6年ぶりに主演復帰を果たし、大きな話題になったフジ月10“つよぽん枠”で放送されるということですよね。そこまでくるとやはり、『ブギウギ』を作り上げた2人、趣里さんと草なぎさんの間の運命的な縁を感じてしまいますよね」

 弊サイトはカンテレに10月クールのドラマについて問い合わせたところ、

「今後の編成のことに関しては、お答えしておりません」

 とのことだった。

 日本アカデミー賞最優秀主演男優賞俳優(21年『ミッドナイトスワン』)・草なぎ剛から大いに刺激を受けたであろう趣里。“つよぽん枠”での、さらなる活躍が楽しみだ。