ロサンゼルス・ドジャースに所属する大谷翔平選手(29)の相棒として活躍していた水原一平元通訳(39)。3月21日の韓国・ソウルで開催されたドジャースの開幕シリーズ以降、彼の動静は明らかにされていない。
水原氏は、開幕戦直後の3月20日にドジャースを解雇された。違法スポーツ賭博で450万ドル(日本円でおよそ6億7500万円)の借金を作った水原氏。それを返済するために大谷選手の銀行口座からカネを抜いた巨額窃盗疑惑で、日本の国税庁にあたる内国歳入庁(IRS)も捜査を行なっているという。
「水原氏は韓国・ソウルで解雇された後、個人で行動。ロサンゼルスにいるのか、日本にいるのか、別の場所にいるのか明らかになっていません。そんな水原氏は、違法賭博罪に加え、不正アクセス罪、窃盗罪に問われる可能性が言われていますよね。
あまりにも大事になった今回の騒動。事件にお金問題、さらに言えば“銀行口座からの送金”も絡んでいることから、日本国内では大谷選手とブランドパートナー契約を結んでいる三菱UFJ銀行にも影響があったのでは――と思わせる出来事もありましたね」(ワイドショー関係者)
ブランドパートナー契約を結ぶ三菱UFJ銀行は「大谷翔平選手スペシャルサイト」を開設しているが、水原氏の解雇後の3月21日までに、WebCMの5本中2本が非公開になっていた。
タイミングがタイミングだけに動画消滅は「通訳解雇の影響か」とネットは沸騰したが、同行は同月22日のスポニチアネックスの取材に対して「今回の報道とは無関係」と説明している。
2本のCMは1月時点で契約期間が終了していたもので、「動画の契約期限の到来により1月末に削除した」とコメント。突然非公開にしたのではなく、人為的なミスが原因で「リンクを落とし漏れていた」ということだった。
広告代理店関係者は話す。
「動画の削除疑惑は間の悪い偶然だった、ということかもしれませんね。ですが、実はもう1つ業界内では、大谷選手の三菱UFJ銀行のCMに関して、密かに注目されていることがあるんですよね」
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— 三菱UFJ銀行 (@mufgbk_official) February 15, 2021
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広告業界で密かに注目されていること――それは同行のCMに出る大谷選手のユニフォームの色だという。
「大谷選手は、昨年まで『ロサンゼルス・エンゼルス』に所属していました。エンゼルスのユニフォームの色と、三菱UFJのコーポレートカラーは同じ赤色。そのため大谷選手は“イメージカラー”的にも同行の広告キャラクターとしてピッタリな存在でした。
ところが、今季から大谷選手が青を基調としたユニフォームのドジャースへ移籍してしまい、コーポレートカラーと合わなくなってしまった。そのためなのか、4月1日現在も、三菱UFJ銀行の公式サイトはまだ、大谷選手がエンゼルス時代の写真を使っているんです」