■「青=みずほ想起でNG説」

 三菱UFJ銀行の公式サイト内のリンク先にある「大谷翔平選手スペシャルサイト」に掲載されている大谷選手のポスタービジュアルは、エンゼルスのユニフォーム姿と、白いシャツに黒いスーツを羽織った姿の2種類。ドジャースのユニフォーム姿は掲載されていない。

※画像はドジャースの公式インスタグラム『@dodgers』より

 前出の広告代理店関係者はさらに続ける。

「新チームのドジャースの“青色”は、金融業界では三菱UFJ銀行と競合しているみずほ銀行のコーポレートカラーです。

 それで、三菱UFJ銀行が“青いユニフォームを着た大谷”を広告ヴィジュアルに使ってしまうと、競合相手を連想させてしまってよろしくない。高い契約金を払っているのに、他行に客が流れる可能性を作ってしまうのは避けたい。そのため、三菱UFJ銀行は苦肉の策で、大谷選手にドジャースのユニフォームを着せず、CMや広告はスーツ姿で撮ったのではないか――業界内では、そう噂されています」

 赤がコーポレートカラーの三菱UFJ銀行の広告、CMで青のドジャーズのユニホーム姿が使えない――果たして、それは事実なのか。弊サイトが三菱UFJ銀行に問い合わせたところ、同行の広報から次の回答が得られた。

「新ユニフォームでの撮影を終えたばかりであり、これから順次公開予定です。MUFG(※三菱UFJフィナンシャル・グループ)は、所属チームに関わらず大谷選手の姿勢や人柄を応援しております」

 とのことだった。

 三菱UFJ銀行は、昨年12月11日に大谷選手の移籍によるユニフォームの色問題を産経新聞に報じられた際も、「大谷選手個人の在り方や姿勢に共感してパートナー契約をさせていただいておりますため、現時点において移籍を理由に契約の見直しは予定しておりません」と回答していたが、その姿勢は変わらないようだ。

「大谷選手はドジャース移籍後の初シーズン早々に、水原元通訳が起こした大トラブルに巻き込まれてしまい、つまずいてしまった感は拭えませんよね。約7億円もの大金を取られ、長年付き添ってくれたイチ通訳を超える存在を失い、精神的なショックはあまりにも大きい。

 ですが、新たなパートナーの妻・真美子さんがいますし、そして日本を代表する銀行のサポートも変わらない。徐々に野球にだけ集中できる態勢を整えて、今季も大活躍を見せてくれるのではないでしょうか」(前出のワイドショー関係者)

 大谷選手の新ユニフォームのヴィジュアルはどうなるのか、注目される。