■地方にしかない名店をリーズナブルに堪能
宿泊するだけでなく、大都市圏から離れた地方都市にある意外な穴場スポットから興味のあるロケーションを探すのも、旅を安く済ませるポイントだという。
「たとえば2泊3日で旅をするなら1日は京都、残り2日を滋賀県内で楽しむという行程にすれば、どこへ行っても人混みだらけ……なんて旅は避けられると思います。夏限定ではありますが琵琶湖に行けば湖水浴ができる水泳場もありますし、レンタサイクルで湖畔をのんびり走って、ご当地グルメを堪能なんて旅もオススメです」(前出の森田さん)
京都・滋賀の旅と並んで森田さんがオススメするのは、愛知・岐阜の旅。
「岐阜に宿泊するなら、名古屋観光は1日にして翌日、大垣まで足を伸ばすのも良いでしょう。湧き水スポットがいたるところにあるため、風情のある水都の街を堪能するのも楽しいのでは。個人的には大垣周辺のみにある中華チェーン『サンコック』の看板メニュー汁なし担々麺をぜひ食べてほしいですね」(前同)
またホテル代が高いなら、日帰り旅を選択するというのも手だという。
「JR東日本が2月14〜3月14日の平日限定1日乗り放題チケット『キュンパス』を販売した際は、青森日帰り旅を楽しむ人もかなりいました。実際に私も『キュンパス』を使って日帰りで新潟にまで行きましたが、現地へと11時頃に到着できればグルメも観光もかなり楽しめますね」(同)
東京駅から新潟駅まで新幹線で2時間。新潟駅周辺だけなら、バスや徒歩でも十分に観光が可能だそうだ。
「GWは混雑必至ですが、新潟の回転寿司はどこもレベルが高いですね。中でも『佐渡廻転寿司 弁慶』新潟ピア万代店は食べログのランキングで回転寿司全国1位に輝いたこともあり、ネタが新鮮なのにかなりリーズナブル。
佐渡で獲れた活たこは税込220円と、驚異のお手頃価格。京都・大阪・江戸に次ぐと言われた伝統の花街である『古町花街』には一見さんでもお座敷遊びができるお店もありますよ」(同)