■ネトフリ&アマプラ……動画配信サービスでも千鳥の争奪戦に

 地上波のテレビ番組だけではない。千鳥は配信サービスの番組でも高い人気を誇る。

 元テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行氏(48)が手掛け、千鳥がメインキャストとして出演したNetflixオリジナルの『トークサバイバー!〜トークが面白いと生き残れるドラマ〜』は2022年3月から、2023年10月からはシーズン2も配信されるほど好評を博した。さらに2月8日にはシーズン3が制作されることも発表された。

※画像は「Netflix Japan/ネットフリックス」の公式X(ツイッター)『@NetflixJP』より

「本格的なドラマパートと芸人たちの赤裸々爆笑トークで構成される『トークサバイバー!』は、ネトフリの視聴ランキング『今日の総合トップ10(日本)』でも1位になったほどの人気番組です。そして、ABEMAで配信されている『チャンスの時間』も2018年4月のスタート以来、好調。地上波にはなかなか出られないアンジャッシュ渡部建さん(51)を積極的に出すなど、話題になることも多いですね。

 さらに、AmazonPrimeVideoでも千鳥メインの全数回に大型お笑いバラエティ番組を配信する計画があると聞こえてきています。トーク×コントというような内容で、トークの流れからいきなりコントが始まる、そんな構成になるとささやかれています。

 そして今、その番組を任されると言われているのが、日テレを退社してフリーになった、現在も『有吉の壁』(日本テレビ系)の総合演出を務める敏腕テレビマン。実現すればかなり話題になるでしょうね」(前出の芸能プロ関係者)

 千鳥は、前述のフジテレビの番組に加え、『千鳥かまいたちアワー』(日本テレビ系)、『相席食堂』(ABCテレビ)、『テレビ千鳥』(テレビ朝日系)、『いろはに千鳥』(テレビ埼玉)など、コンビで10本のレギュラー番組を抱えている

 ピンでも大悟は『大悟の芸人領収書』、『開演まで30秒!THEパニックGP』、ノブは『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』(NHK総合)、『ノブゴルフクラシック』(フジテレビONE)などに出演している。

「地上波テレビを席巻している千鳥ですが、さらに配信系でも千鳥の争奪戦が始まっているということですよね。ネトフリやアマプラのような配信サービスは地上波よりも予算が潤沢で、千鳥の場合、1話あたり4ケタのギャラが出ているともささやかれています。それだけ払ってでも2人を使いたいということですね」(前同)

 なぜこれほどまでに千鳥の一強状態になったのだろうか――。民放キー局関係者はこう話す。

「主に2つ理由があると言われていますね。1つは、テレビ界がコア視聴率時代に突入したから、ですね」