■旧ジャニーズ崩壊で辞めジャニの出演ラッシュが続くが…

 手越はいまだ『イッテQ』カムバックを果たせていないが、旧ジャニーズ事務所は昨年9月にジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題を認めたことで崩壊。同事務所への忖度も消滅した。それにより、ここにきて“辞めジャニ”のテレビ出演が増加している。

 元関ジャニ∞(現SUPER EIGHT)で2019年9月末に退所した錦戸亮(39)は、1月クール放送の阿部サダヲ(53)主演、宮藤官九郎氏(53)脚本の連続ドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)にゲスト出演し、退所後初、5年ぶりに民放連ドラに出演。

 さらに4月11日スタートの赤楚衛二(30)主演の連ドラ『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(フジテレビ系)にて、錦戸は連ドラレギュラー復帰も果たす。

 また、20年10月末に退所した山下智久(38)は、手越と同じく“不祥事で謹慎中に強引に辞めた”という経緯があるが、4月24日スタートの主演ドラマ『ブルーモーメント』(フジテレビ系)で、5年ぶりの民放連ドラ出演が控えている。

 滝沢秀明氏(41)が立ち上げたエンターテインメント会社「TOBE」は辞めジャニの集まりだが、同社のタレントも多くの地上波番組に出演している。

※画像は『CDTV』の公式X『@TBSCDTV』より

 昨年8月退所の元Kis-My-Ft2北山宏光(38)は、4月5日深夜に主演ドラマ『君が獣になる前に』(テレビ東京系)がスタートしている。

 Number_i平野紫耀(27)、岸優太(28)、神宮寺勇太(26)に至っては、4月1日放送の『CDTVライブ!ライブ!』で現役の旧ジャニーズグループであるTravis Japanとの共演も果たした。

「辞めジャニが問題なくテレビに出演できる状態でありながら、手越さんにはそうした話が聞こえてこないばかりか、“古巣”である『イッテQ』はフレッシュで若い29歳以下のタレントを募集し始めている。手越さんは若々しいしパワフルですが、今年11月で37歳。もうアラフォーに近いですからね。出演者の若返りが必要な『イッテQ』が若い戦力を欲するのは当然でしょうが、ますます手越さんが戻れる番組はなくなってきている感じですよね。

 他方で、手越さんはあくまで東京のキー局に出ていないだけで、地方のローカル局には精力的に出演中。ローカルタレント路線に舵を切っている感もあります」(前出の芸能プロ関係者)