■「画期的構成&尾野真千子ナレーション」で絶好スタート

 ヨンスは朝ドラ『虎に翼』で、朝鮮半島からの留学生で日本語が堪能、東京帝国大学で法律を学んだ兄の勧めで明律大学女子部に進学した崔香淑を演じている。ドラマでの彼女の姿に視聴者からは、

《ヨンスちゃん今日から虎翼登場したけど全然変わってなくて彼女の童顔ぶりに驚きました》
《ひときわ可愛いひとがいると思ったらワルイコハングルのヨンスちゃんだった》
《ワルイコあつまれでつよポンと「ワルイコハングル」で共演してるヨンスさんが出てた》

 といった声が上がった。

※画像は『ワルイコあつまれ』の公式X(ツイッター)『@nhk_waruiko』より

「『虎に翼』は法律や男女平等問題がテーマなどの難しい話題を主軸にしていますから、スタート前は“大丈夫か?”と心配の声もあった。ところが、画期的な仕掛けや演出で第1週目から多くの視聴者の心をつかんでいます。

 たとえば、朝ドラは通常、1週目はヒロインの幼少期を描くのですが、それをせずにいきなり主人公のお見合いの場面を描くなど、男女平等のテーマを意識した作りになっていた。明らかにイレギュラーなスタートでも数字が良かったということは、斬新なストーリーが視聴者に気に入ってもらえたということでしょう」(前出の制作会社関係者)

 尾野真千子(42)のナレーションも奏功しているようだ。通常であればナレーションは状況説明に使われるが、今回は寅子の気持ちまで代弁。賢い寅子が声高に不満を述べると、攻撃的に感じてしまうが、尾野の抑揚の効いたナレーションで代弁することで、寅子のとげとげしさが取れるようだ。

 尾野の声には、

《虎ちゃんを見守る真千子さん! 真千子さんの声はドラマ全体を包み込む感じで素晴らしい》
《尾野真千子さんの感情ののせ具合抜群のナレーション、本日も冴え渡ってます》
《尾野真千子さんのナレーション良すぎる!虎子のトーンに合ってて展開に没頭してた》

 といった好評の声が寄せられている。