■第1位は「おい」で指示の亭主関白ぶり

 第1位は、「亭主関白」。

 今では夫も妻も同じようにバリバリと働く共働き家庭が珍しくないが、昭和には父親が一家の大黒柱として君臨している家庭が多かった。働き頭の父親は、自然と家庭内での地位も高く、家族からも大切にされていた。一方で、子育てや家事など、家庭においての負担は母親がすべて担っていたが、それを当たり前と威張っているお父さんも多かった。

「おい、で何でも指示する。現代のお父さんは“おい”で指示することはなく、家族に気遣いが多い」(43歳/男性)

「とにかく家のことは何もしない。子育ても。今の旦那さんは子育ても家のことも少しはやっていると思う」(53歳/女性/主婦)

「“俺が稼いだ金で生活しているくせに”が口癖。自分が気に入らないことがあるとすぐ暴力を振るう独裁者だった。民主主義などという考えは全く無かった。自分の考えが絶対」(58歳/男性)

「ちゃぶ台返し。怒るとテーブルをひっくり返す。テレビや漫画でそういう父親がいたが、うちのバカ親父もやっていた」(49歳/女性/主婦)

「家事、子どもの世話は妻の仕事で、妻が忙しく家事をこなしていてもテレビを見て手伝わない。現代のお父さんは家事分担が主流だから、昭和のお父さんと一線を画す」(58歳/男性/営業・販売)

「一番風呂が当たり前。いかにもお父さんの威厳はすごいとアピールしているみたい」(51歳/女性/主婦)

「家事は女性がするものだという固定観念がある。男女共同参画社会という考え方が浸透しておらず、大部分の昭和のお父さんは“家事は主婦任せ、男は仕事”という考え方。現代のお父さんは男女差別してはいけないと教育されており、昭和のお父さんとはだいぶ違う」(59歳/男性)

「自分ファーストなところ。融通がきかない」(50歳/女性/営業・販売)

「台所に入らない。台所にすら入ることを男の恥としていた。今は料理を趣味にしている男性もいる」(58歳/男性)

「怒鳴れば自分の思い通りになると思っている人が多かった。性格の問題かもしれないけど、昭和世代の人に多いと感じる」(44歳/女性)

「男子厨房に入らず。夫は正反対のタイプ」(52歳/女性/総務・人事・事務)

「亭主関白気取り。今は夫婦協力が普通だけど、昔は家庭のことは女性がするものという風潮があった」(41歳/女性/主婦)

「女性は男性の三歩後ろを歩く。自分の父親がそうだった。父親が育児休暇をとるなんていう考えもなかった」(42歳/女性/主婦)

「亭主関白で料理と家事は女性がするのが当たり前という考え。今は女性、男性関係なく平等になってきている。男で家事や料理する人も増えてきている」(45歳/男性)

「お風呂は一番。一番偉いのがお父さんだった」(52歳/女性/主婦)

 もちろん愛すべき部分も!「昭和のお父さんあるある」第5位以下はこちら!

■「昭和のお父さんあるある」ランキング
1位 亭主関白
2位 頑固
3位 しつけ・礼儀に厳しい
3位 テレビを独占
5位 仕事第一
6位 ちょっとかわいい
7位 タバコを吸う
8位 鉄拳制裁
8位 お酒が好き
10位 ちょっとだらしない