■ジュリー氏の“社長続投”に批判殺到

 ジャニー氏の加害問題を受け、旧ジャニーズ事務所は被害者への補償を行なうSMILE-UP.とタレントのマネジメントを行なうSTARTO社となった。さらにジャニー氏を想起させる、「ジャニーズ」や「ジェイ」といったワードが入ったグループや関連会社は名称を変更。徹底した“脱ジャニー氏路線”を打ち出している。

 ジュリー氏も2023年年10月に都内で行なわれた記者会見を欠席したものの、文書を寄せて「今後、私はすべての関係会社からも代表取締役を降ります」と表明していた。

 にもかかわらず、3月時点で関連会社の1つでグループの楽曲著作権を管理する会社「ブライト・ノート・ミュージック(旧ジャニーズ出版)」の代表取締役から外れていないと、4月10日配信の『東スポWEB』が報じたのだ。

 同社はSMAPの『世界に一つだけの花』、SixTONESvsSnow Man名義のヒット曲『Imitation Rain』など、約1万曲に及ぶ旧ジャニーズ勢の楽曲の権利を管理している。記事によると、SMILE-UP.とSTARTO社に移行するための業務が膨れ上がり、楽曲著作権の整理もいまだ終わっていない。結果、ブライト社の役員人事にも手をつけられていないという。

※画像は「SixTONES/ソニーミュージック」の公式X(ツイッター)『@SixTONES_SME』より

 この報道に、

《この辺りが有耶無耶のまま。クリーンになったのなら権利関係を含めて企業としてキチンと発表するべきだわ》
《ジュリーの素性がうかがい知れる内容。全てから降りてください》

 と批判的な意見が多数寄せられている。

 前出のワイドショー関係者は言う。

「“前のまま”になっているのは、ブライト社だけではありません。関連会社『ジェイ・ドリーム』の代表取締役には、旧ジャニーズ事務所副社長で昨年の会見への出席がないことに厳しい声が上がったS氏の名前が残っているんです。加えて、社名もいまだにそのまま。“ジェイ”が残っています」