■SMILE-UP.とSTARTO社は手いっぱいか

 S氏は長らく広報担当として旧ジャニーズ事務所の番頭的ポジションを務め、2008年4月にジェイ・ドリームの取締役に、2020年6月に代表取締役に就任。旧ジャニーズ事務所でも副社長を務めたが、ジャニー氏の加害問題を受けて副社長を引責辞任している。

「そのS氏の名前がまだ残るジェイ・ドリームはもともとジャニー氏が代表取締役社長、元SMAPチーフマネージャーで現在CULEN代表のI氏が取締役を務める映像制作会社として2005年に設立された会社です。

 しかし、SMAPが解散し、I氏、稲垣吾郎さん(50)、草なぎ剛さん(49)、香取慎吾さん(47)が退所したことで、基本的に稼働のない幽霊会社になってしまったんです」(前出のワイドショー関係者)

※画像は草なぎ剛の公式インスタグラム『@tsuyoshikusanagi_official』より

 そういった会社を解散・清算するとなったら、資産、株式などを株主らに分配する必要が出てくる。つまり、I氏や元SMAPの元メンバーにも大金が支払われることになる。

「それを避けるために、S氏を代表取締役に立てて形だけ存続させているのではないか、ともささやかれましたね。いずれにせよ、SMAPの元メンバー、I氏が絡むことで、非常に取り扱いが難しい案件。ですので、ジェイ・ドリームは社名含め役員人事にも手をつけられていないのではないでしょうか。

 ただ、報道にもありましたが、被害者との話し合い、新会社への業務移行、エージェント制の導入など、SMILE-UP.とSTARTO社は目の前の業務で手いっぱいのようです。現在、STARTO社は緊急対応として過去にジャニーズ事務所を定年退職したOBにも協力を仰いでいるそうですからね。

 そうした多忙が最大の要因で、ジュリー氏やS氏の名前が関連会社の代表取締役としていまだ残っていると見られますが、公言したことが実行できていないのは事実でしょう。BBCの追及でスタッフも加害者だったことが明らかになるなどし、再び同社への不信感も募るなか、世間やスポンサー企業への影響を考えれば、なるべく早急な対応が求められるのでしょうね」(前同)

 4月10日の東京ドームライブで本格始動するSTARTO社。多くのファンが期待を寄せているが、信頼回復までにはまだまだ時間がかかりそうだ。