■前田敦子は満島ひかりと同じエージェントに依頼

 4月10日、嵐の5人は新会社を設立したと連名で声明を出してファンを喜ばせた。翌11日には弁護士の四宮隆史氏が代表取締役に就任したことも明らかになった。

 四宮氏は番組ディレクターを務めたのちに司法試験に合格。エンタメ、IT、著作権ビジネスなどに強い弁護士として知られ、映画監督、脚本家が契約するエージェント会社の代表取締役、さらには映画会社「スターサンズ」の代表取締役社長も務めている。

 4月12日の日刊スポーツの取材に四宮氏は、株式会社嵐の代表取締役として「活動の基盤を作り、準備している段階です。マネジメントより、まず環境作りです。活動の一番大事な下地を作っている、ということです。環境を整えてからSTARTO ENTERTAINMENT含めた、関係各所との調整を行なっていくことになるでしょう」と語っている。

「代表取締役になっているのですから厳密には違うのでしょうが、四宮氏はエンタメと法律の知識を活かして、株式会社嵐の顔役として、STARTO社との交渉などエージェント的な立ち回りをしていくことになるのでしょう。

 ほかに芸能界では、満島ひかりさん(38)と前田敦子さん(32)は同じエージェントに依頼しているといいますね」(前出の芸能プロ関係者)

※画像は満島ひかりの公式インスタグラム『@hikarimitsushima』より

 前田は2022年12月にそれまで所属していた事務所から独立を発表。かつての事務所に不満を抱いていたといい、「国内での仕事をセーブしながら、海外で活躍する女優になる」という思いで独立し、先輩女優としてフリーで活躍する満島の窓口になっている人物にサポートをお願いしたという。

「2人とも老舗芸能プロダクションからの独立後は個人で仕事を続けていますよね。

 ハリウッド、近年では日本でも、野球やサッカーなどの世界では当たり前のようにエージェントが間に入って仕事の折衝やギャラの交渉などをしていましたが、いよいよ日本の芸能界もエージェント時代に突入していく感じになってきました。先の4月1日には多数のタレントが所属していたプロダクションから離れましたが、今後もこの流れは進むと考えられていますね」(前同)

 個人エージェント時代の到来で、日本の芸能界の仕組みと勢力図は大きく変わることになるのだろうか。