■「世の中もナメてたんじゃないですかね」入江が語った闇営業問題の真相
――人脈に足をすくわれた、とおっしゃっていたこともありましたが、闇営業騒動が、あそこまで大きな問題に発展してしまった理由について、どう思われていますか?
脇が甘かったことに加えて、世の中もナメてたんじゃないですかね。人を信用しすぎてた。
だから宮迫博之さん(52)とロンドンブーツ1号2号の田村亮さん(51)をあの場に呼ぶってことを軽く見てました。「仲が良い先輩だから」としか思ってなかったから、自分は吉本興業のこともナメてたんでしょうし……背負ってるものが見えてなかったですね。
知り合った人のバックグラウンドについてなんて考えも及ばなかったし、ましてや犯罪というものが自分の身近に潜んでいるとは思いもしませんでした。
――知らない人と知り合う時に気を付けたほうがいいと思うことは?
全然知らない人と知り合う時、例えばナンパでは、女性は相手の男性のお金の使い方とか、身に付けてる物とか、考え方等、どれだけ情報を回収し、どこまで想像力を働かせることができるかどうかだと思います。
あとは勝手な持論ですけど、飲食店の店員さんだとタメ口で話す人はあまり信用しない方がいいなとか、タクシーの運転手さんに厳しい物言いをする方は、余裕が無いのかなとか、経験を重ねると感じるようになる違和感も大事にしています。
――こういう人は信用できる、と思う人はどんな人ですか?
無償で、相手のために自分の時間を使ってくれる人は、絶対に信用できる人ですね。
■プロフィール
入江慎也(いりえ・しんや)
1977年4月生、東京都小平市出身。97年、高校の同級生の矢部太郎と共にお笑いコンビ・カラテカを結成。2019年6月、事務所を通さずに仕事を受ける「闇営業」が発覚し契約を解除される。その後、清掃業のアルバイトを経て、起業。株式会社ピカピカで代表取締役を務めている。