■Number_iとトニセン&WEST.の共演が実現

 平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)からなるNumber_iが4月12日の『ミュージックステーション』に出演。旧ジャニーズ時代の先輩にあたる20th CenturyWEST.との“初共演”が実現した。

 番組では井ノ原が「平野くんと4~5年前にうちで遊んだことあるんです。お好み焼きを食べたんだよな?」と隣に座った平野に問いかけ、平野も「美味しくいただきました」と笑顔で応じる場面もあった。

※画像は『ミュージックステーション』の公式X(ツイッター)『@Mst_com』より

「ジャニー氏の問題を受け、旧ジャニーズ事務所は昨年9月に記者会見を実施。登壇した井ノ原さんは“忖度って日本に蔓延っているから。これをなくすのは本当に大変だと思います。だからみなさんの問題でもあると、一緒に考えていく問題でもあると思いますから、そこらへんはご協力をいただいたほうがいいと思います”と話していましたが、その忖度がなくなりつつあるのでしょう。STARTO社の幹部の井ノ原さん自身が先頭を切って、忖度がなくなったことを証明する動きですよね。

 ただ、テレ朝と旧ジャニーズ事務所が手掛ける大型プロジェクトも進行中。その点は後戻りができないでしょうから、一蓮托生で突き進んでいくと見られています」(前出の制作会社関係者)

 テレビ朝日は東京・有明埠頭に「東京ドリームパーク」という地上11階、地下1階の複合施設を2026年に開業予定で、その目玉となるのが旧ジャニーズタレント専用の「ジャニーズ劇場」だと報じられている。1500席規模の劇場が建設予定で、旧ジャニーズタレントが年間180公演を行なう予定だという。

「旧ジャニーズ事務所と深い関係が言われるテレ朝ですが、JO1の冠番組が放送されることからもうかがえるように、その関係性は薄まりつつあると見ていいでしょう。テレ朝サイド、特に現場のスタッフは多くの人が見てくれる、多くの視聴者に刺さる番組を作りたいと考えているでしょうしね」(前同)

 JO1だけではない。テレビ朝日では1月27日にK-POPボーイズグループ・SHINeeにとって日本で初めての冠番組『SHINeeのハコ』を放送。同局ではこれまでもSEVENTEENStray Kids、TREASUREなどのK-POPアーティストの冠番組を放送してきた。

「K-POPのボーイズグループも凄まじい人気と数字を持っていますからね。テレ朝の番組で働くスタッフも旧ジャニーズへの忖度が消滅することを歓迎しているはず。自由に企画を練れますし、話題を呼ぶであろう人気グループの番組を制作できる。だからこそ今回、JO1の冠番組が実現したのでしょう。

 視聴者から良い反応、話題になればレギュラー化するという可能性もあるでしょうね。旧ジャニーズ専用劇場のところは、おそらく新会社のSTARTO社と手を切ることはできないでしょうが、その他の部分では同社との関係はフラットになっていくのではないでしょうか」(同)

 テレ朝でも忖度は消えていっており、今後、多くのボーイズグループが活躍できる場が増えていくのは間違いなさそうだ。