■LE SSERAFIMのステージは圧巻

 LE SSERAFIM(ルセラフィム、以下ルセラ)は5人組のK-POPグループだが、メンバーに日本人の中村一葉(20)、宮脇咲良(26)も所属しているグループ。個人のインスタフォロワー数は最も少ないホン・ウンチェ(17)でさえ600.7万で、トップの宮脇が1108万。平野のフォロワー数422.3万が少なく思えてしまうほどの、圧倒的な知名度、ファン数を誇っている。

※画像は宮脇咲良の公式インスタグラム『@39saku_chan』より

「『コーチェラ』でもルセラの扱いは圧倒的で、4月14日の15時前(日本時間)に行なわれた彼女たちのライブ会場はサブステージの中で最大規模のエリアだったし、内容も40分間の単独ステージ。衣装はルイ・ヴィトンのコーデで決め、全く緊張を感じさせない凄いパフォーマンスぶりでした。彼女たちはやはり、海外公演慣れしていますよね」(前出の女性誌編集者)

 “世界デビュー”のNumber_iとすでに世界で活躍するルセラを比較するのはフェアではないだろうが、現状、衣装のチョイスなどマネジメントサイドのところを含めて、大きな差があるのは事実だろう。芸能プロ関係者は言う。

「Number_iの3人は世界進出のスタートを切ったばかり。それでアメリカのヒットチャートに入ったのは凄いことだし、ルセラらアジアのスターグループとの現状の“差”は、彼らの伸びしろと言えるでしょう。

 今回のジャクソンさんとコラボしたステージで彼らを知ったという海外の人は多くいるでしょうし、3人のパフォーマンスやマネジメントの運営面も、海外のステージをこなしていけばレベルアップしていくのは間違いない。海外での時間が長くなれば、英語力も向上していくでしょう。

 そして現状、大きな差がついているSNSのフォロワー数も、今後3人が、若い世代の国民が多い東南アジアへの本格進出を果たせば、一気に解消できるもの。KーPOPグループも、インドネシアやフィリピンなどで人気を獲得し、SNSのフォロワー数を激増させるといいますからね。ルセラもインドネシアのジャカルタの公演などで人気を得ていきましたね」(前同)

 Number_iの運営サイドも、まだまだ世界のスタートラインに立ったばかりだというスタンスで、「成功」といった言葉は使っていない。

「冷静な意見を言うファンも、まだ世界への1歩目に過ぎないと分かっているからこその激励ですよね。褒めるばかりではなく、3人により世界で活躍して欲しいという思いが詰まった、前向きな意見。

 運営サイド含めて、多くの課題が見つかったのでしょうが、やはり今回の『コーチェラ』出演の意義は大きそうです。KーPOPグループのように、まずはアジアで足固めをしていくなかでは、同イベントに出たことは、大きな名刺になりそうです」(前同)

 反省点はあるのだろうが、所信表明通り「ぶちかます」ことに成功したNumber_i。いざ世界へ――3人の伸びしろは果てしない。