2019年6月に発覚し、芸能界を揺るがした「闇営業」騒動。雨上がり決死隊宮迫博之ロンドンブーツ1号2号田村亮ら多くの芸人の名前が挙がり、大きな問題へと発展した。芸能界内外に膨大な人脈を誇っていた“友達5000人芸人”カラテカ入江慎也は、この渦の中心にいたことで事務所との契約を解除され、芸能界を離れることになった。騒動から3年10か月が経ち、現在は清掃会社の経営者となった入江がいま語る「人間の真実の姿」とはーー。
【第3回/全4回】

 2019年6月に吉本興業を契約解除、2020年7月からは自身の会社を立ち上げて清掃業を営んでいる入江さん。異業種に参入した入江さんが思うこととは――。

――芸能界からまったくの異業種である清掃業で株式会社ピカピカを立ち上げた理由はなんでしょうか?

 1年間清掃のアルバイトをしてみて「自分に向いてるかな」と思ったり、やっていく中で「これ、もうちょっとこうしたら売り上げ上がんのにな」と思う瞬間が結構あって、そこで起業しようかなと思いました。

 今いる従業員は全員インスタグラムのDMから応募がありました。もともと清掃業に興味があって、検索で僕のアカウントを見つけたとか、極楽とんぼ山本圭壱さん(54)とコラボしたYouTubeの動画で僕が働いてる姿を見て……とかがきっかけで連絡がありました。

 あと1人は、コロナ禍で役者の仕事が無くなって「このままじゃ人生終われない」ってどうしようも無くなった時に「人生最後のチャンス」って思いで僕に連絡してくれました。