4月18日、ビデオリサーチ社は2024年1月クールに放送されていた連続ドラマの「見逃し配信」再生回数ランキングを発表。同ランキングは、TVer、民放各局が運営する見逃し配信プラットフォーム、放送局と協業している動画配信プラットフォームで配信された、放送局が放送もしくは制作した動画コンテンツの見逃し配信の再生回数ランキングである。

 先の1月クールで、全ジャンル1位を記録したのは伊藤淳史(40)主演、篠田麻里子(38)がその妻役の連続ドラマ『離婚しない男―サレ夫と悪嫁の騙し愛―』(テレビ朝日系)で、再生回数は464万9512回だった。

※画像は『離婚しない男』の公式X『@rikonshinaiEX』より

『離婚しない男』は、大竹玲二氏による漫画作品(講談社)を原作に、鈴木おさむ氏が脚本を担当した作品。篠田が演じたのは不倫に走るサイテーな妻だったが、放送前はキャスト情報が伏せられていたこと、さらには現実との“シンクロぶり”が大いに注目を集めていた。

 篠田は、2019年2月に年下の経営者と結婚したが、22年末頃に週刊誌報道で不倫疑惑やそれを受けての離婚話が浮上。23年3月に夫婦連名で《夫婦間の問題について、無事に解決しました》と声明を出し、離婚を発表している。

「離婚成立時には、元夫が“麻里子の言葉を信じることにしました”とコメントを出し、篠田さんの不倫疑惑は夫の思い込みだった、という形で決着しました。ただ、事実はさておき、篠田さんに一時“不倫妻”イメージがあったのは間違いない。そんな篠田さんが『離婚しない男』で“サイテー不倫妻”を演じるとサプライズ発表されて、注目を集めたんですよね。

 そして放送が始まると、事前の話題性だけではなく、篠田さんの腹の括り方が物凄くて大反響が巻き起こりました。小池徹平さん(38)演じる間男との男女シーンや、伊藤さん演じる夫へのモラハラやDVを振るう姿など大変熱の入った演技を見せてくれ、その姿は公式の切り抜き動画で“悪嫁(およめ)”呼ばわりされるほどでしたね」(テレビ誌編集者)

 篠田の熱演が注目され、同ドラマは全話での見逃し配信合計再生数が3000万回を突破する大ヒットを記録。ドロ沼離婚劇でイメージが急落していた篠田だったが、体当たりの演技で女優としての実力を見せつけたことで、あらためて大注目が集まっているという。