■4月期はSTARTO社のタレント主演GP帯ドラマが3作のみ

 キンプリは23年5月に平野紫耀(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)の3人が脱退し、事務所からも退所(岸のみ9月末退所)。脱退した3人はNumber_iとして音楽活動をメインに活動し、4月15日(日本時間)にはアメリカ・カリフォルニア州インディオで開催された世界最大級の野外音楽フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival(『コーチェラ』)』に出場。目標である世界デビューを夢も叶えた。

※画像は『88rising』の公式X『@88rising』より

 一方で、2人体制になったキンプリは俳優業に積極的に取り組んでいるが――。

「キンプリの2人は演技の評判も良いですが、事務所の現状を考えるとGP帯の主演は厳しいかもですよね。

 旧ジャニーズは新会社STARTO ENTERTAINMENTの体制に移行していますが、まだまだジャニー喜多川氏(享年87)の加害問題による逆風は強い。ドラマに関しても、現在放送中の4月期ドラマでSTARTO社のタレントが主演のGP帯作品は3本だけです」(前出の民放キー局関係者)

 今期、STARTO社のタレントが主演を務めているGP帯ドラマは3本。

 4月3日スタートで井ノ原快彦(47)主演の『特捜9 season7』(テレビ朝日系/水曜夜9時~)、25日スタートで木村拓哉(51)主演の『Believeー君に架ける橋ー』(テレビ朝日系/木曜夜9時~)、27日スタートでSixTONES森本慎太郎(26)主演の『街並み照らすヤツら』(日本テレビ系/土曜夜10時~)の3本である。

「ただ、森本さんが主演を務めることになったのは、日テレにとって完全に予定外の出来事でもあります。4月の『土ドラ10』枠では “小学館の漫画原作のドラマ”が放送予定だったと公式に明言していますからね」(前同)

 日テレは昨年10月クールに小学館の漫画原作のドラマ『セクシー田中さん』を放送したが、作者・芦原妃名子さんが“望まぬ原作改変”が大きな要因で1月29日に急逝。批判を受けた日テレは2月21日、『土ドラ10』枠はオリジナル脚本の作品に変更することを発表し、3月21日に発表されたのが森本主演の『街並み照らすヤツら』だった。

 なお、当初ドラマ化予定だった“小学館の漫画原作”は西炯子氏の『たーたん』で、主演はムロツヨシ(48)だったと報じられている。