■永瀬は“爆死”以降2番手、高橋はGP帯の単独主演歴なし
前出の民放キー局関係者は続ける。
「『たーたん』が流れなければ、森本さんが主演をすることもなかったでしょう。それを考えると、4月期のSTARTO社のタレント主演作は2.5本といったところかもしれませんね。そして現在、キンプリの2人が、そんな事務所への逆風をはねのけて、GP帯ドラマでバンバン戦えるくらい数字を持っているかと聞かれると、少々心もとないところはありますよね……」
永瀬は22年7月期の『新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜』(日本テレビ系)で民放GP帯連ドラ初主演を飾ったが、視聴率は爆死。その後は広瀬すず(25)主演の『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系/23年1月期)、福山雅治(55)主演の『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系/23年4月期)、門脇麦(31)主演の『厨房のありす』(日本テレビ系/24年1月期)と、出演作は多いがすべて2番手以降の配役だった。
高橋は森本とダブル主演の『だが、情熱はある』(日本テレビ系/23年4月期)でGP帯主演の経験はあるが、単独でGP帯主演の経験はない。
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「もちろん演技力を評価する声はあるし、『東京タワー』の見逃し配信の記録からも、キンプリには高い人気がある。ただ、STARTO社に強い逆風が吹いている現状、それを乗り越えてGP帯の主演を任される、というのは容易ではないし、事務所への逆風を無力化できるだけの強大なパワーを持っているかと言われたら、少々厳しいところはあるでしょうね。
少し遅い時間帯のドラマや映画、配信作品などで、徐々に結果を出していく必要がある――それが、現在のキンプリの2人のリアルな評価ではないでしょうか」(前同)
高橋は『だが情熱はある』で『ザテレビジョンドラマアカデミー賞』の主演男優賞を受賞。永瀬の『信長公記』は数字は悪かったが『日刊スポーツ・ドラマグランプリ 夏ドラマ』の主演男優賞を受賞している。両者のポテンシャルは間違いない。大きな飛躍の日まで、前へ進み続けるしかないのだろう。