■国際的な映画俳優はダメージ大

 旧ジャニーズ事務所からSTARTO社に変わって以降も多くのスポンサー企業がジャニー氏の一件を問題視しており、所属タレントはCMにおいては厳しい状況にある。一方で独立後、岡田はマクドナルドのCMに“復活”した。

 岡田は2023年1月から「朝マック」のCMに出演していたものの、ジャニー氏の加害問題を受け、日本マクドナルドは「いかなる人権侵害も許容することはできない」という立場から旧ジャニーズ事務所に所属するタレントとのCMは「契約期間満了後の更新はしない」と説明。契約期間満了を待つことなく、岡田が出演していたCMは事実上の打ち切りとなった。

 ところが、今年1月16日より放送された「スパイシーチキンマックナゲット 黒胡椒ガーリック」でマクドナルドのCMに舞い戻ってきたのだ。また、岡田と生田は2023年3月より「アサヒスーパードライ 生ジョッキ缶」のCMで共演していたが、CM放送が今年3月7日から再開された。

「自分自身の仕事もそうですが、生田さんの場合は妻の清野菜名さん(29)の仕事、CMにも影響を及ぼすのではないかという懸念の声もありました。だからこそ、早々の独立を決意したのでしょう」(前同)

 イギリス公共放送のBBCが最初に報じたことからも明らかだが、ジャニー氏の一件は日本以上に海外で問題視されている。

「欧米諸国のほうが人権意識が高いですからね。新会社のSTARTO社にはなりましたが、“新会社”と言われるだけあって関係性はゼロとは言えない。ですので、“海外に打って出ていこう”という映画では影響が出てくる可能性があるでしょうし、海外の映画賞への影響も考えられます。岡田さんは特に、そういった大作に引っ張りだこですからね。

 さらに風間さんの場合、朝の爽やかな情報番組『ZIP!』に出演している。視聴者の中には批判的な見方をする人もいました。旧ジャニーズ事務所在籍時には“正直、退所してほしい”と漏らす番組関係者もいたと聞こえてきています。

 そういった事情が重なり、岡田さん、生田さん、風間さんはSTARTO社に復帰することはなく、個人で活動を続けることを決意したのではないでしょうか」(前出の芸能プロ関係者)

 新CMが決まるなど順風満帆な活躍を続ける岡田、生田、風間。やはり独立が奏功したと言えそうだ。

(2024年4月13日公開)