■2025年春に向けて動き出す嵐
嵐のメンバーは事あるごとに「この5人でなければ嵐ではない」と公言してきた。大野の稼働がないとなると、やはりコンサートの開催は難しいと考えられる。
前出の芸能プロ関係者は続ける。
「大野さんはメインボーカルでもありますからね。彼抜きでコンサートをやったとしてもファンは納得しないでしょう。ですが、“最悪の場合は4人でも……”という話も浮上してきていると聞こえてきています。
ただ、コンサートは5人そろわないとできないでしょうから、何らかのイベントを4人でやるという落としどころになるのかもしれません。メンバーには“このままではファンに申し訳ない”という気持ちが強くある、といいますよ」
嵐のファンクラブ会員数は2020年当時は300万人超だったと言われ、旧ジャニーズのグループでは断トツのトップだった。年会費は4000円で、単純計算で年間120億円の収入があったことになる。
「活動休止から3年以上が経過。会員数は着実に減ってきていると言われていますが、まだ少なくない額がメンバーにも入っている。何もせずに会費だけもらい続ける、メンバーはその点にも申し訳ないと思っているのではないでしょうか。
結果、嵐は来春のイベントに向けて動き出しているといいます。25周年はもう何もできそうにない、だったらなるべく早いタイミングで――それが2025年春ということになるようです。しかしまだ、大野さんの気持ちは追いついていない、と。
とはいえ、来春まではまだ1年ありますから、4人は時間をかけて大野さんを説得していくと見られています。時間はあるものの、決断しなければならないときは必ず来る。時期的には今年の冬あたりがリミットなのではないでしょうか。大野さんもそうですが、“5人で嵐”を掲げてきた4人も苦しい決断をしなければならない瞬間が来るのかもしれません」(前同)
「株式会社嵐」の設立、そして今回の大野の取材対応によって再び嵐の再稼働への盛り上がりが起こってきているが、果たして――。