4月25日、木村拓哉(52)主演、テレビ朝日開局65周年記念作品『Believe-君にかける橋-』(木曜夜9時~)の第1話が放送された。初回平均世帯視聴率は11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。

 連続ドラマ『Believe』は、大手ゼネコン「帝和建設」の土木設計部部長・狩山陸(かりやま・りく/木村)を主人公に描かれる、手に汗握るサスペンスと人間ドラマが織りなす壮大な物語。

【以下、『Believe』第1話までのネタバレを含みます】

 狩山が携わっていた「龍神大橋」の建設現場で大規模な崩落事故が発生。狩山は業務上過失致死傷で懲役1年半の実刑判決を言い渡されて刑務所送りになるが、実は崩落事故の原因は施工業者の不正が原因の人災だった。狩山もそれは知っていて会社を守るために隠蔽に加担してしまう。

 ところが、面会に来た妻・玲子(天海祐希/56)が、自身はがんを患っていて余命1年の可能性もあると告げる。心境に変化が訪れた狩山は、脱獄を企てるが――という内容だった。

「狩山は、会社の隠蔽に加担してしまうところでは弱さがあった言えるでしょうが、自分の仕事に誇りを持っている人物で、人たらしでもあります。刑務所内の作業の出来が良くて注目されたり、自分からは手を出さないけれど、ガラの悪い受刑者も無力化できるほどの格闘技の腕前だったり。分かりやすくカリスマ的存在として描かれています。

 いかにも“キムタク”な主人公ですが、それが今回は良い方向に出ている印象を受けますね」(テレビ誌編集者)

※画像は 木曜ドラマ『Believe-君にかける橋-』の公式X『@believe_tvasahi』より

『Believe』の放送を受け、X(旧ツイッター)では、ドラマ名だけではなく《キムタクのドラマ》というワードがトレンド入り。

《キムタクのドラマって、あんだけ主要キャラ出てる中で世間の認知をキムタクのドラマとして、かっさらうとこは、さすが平成を抱いた男。面白かった》
《世の中にスターは沢山いるけど「キムタクのドラマ」とかいう文言ごとトレンド入りするのは木村拓哉さんぐらいだろうな...ネームバリューの凄まじさよ...》

 といった、絶賛する声が多く寄せられている。

「『Believe』はテレ朝の開局65周年記念作で、とにかくスケール感が凄い。刑務所の雰囲気から名作映画『ショーシャンクの空に』を連想する視聴者もいます。加えて、 狩山のキャラは“キムタク”のイメージを崩すことなく、“経験豊富でカッコいいおじさん”に昇華されていて、とても良い感じにハマっています。今作は、ファンが求めていた王道のキムタクドラマ、と言えるのではないでしょうか」(前同)