■X上で話題の鉄道会社は「絶対に止めて下さい」と警告

 一歩間違えれば、命を危険にさらしかねない、乗車客による危険行為。弊サイトは、X上で話題となった北総鉄道の企画部の小西さんに、“窓から身体の一部を出す行為”について話を聞いた。

「社として、これまで大きな事故があったという事例はありませんが、いかなる場合も窓から身体を出すことは絶対に止めて下さい。軌道(鉄道)内の支柱や対向列車とぶつかる可能性がありますし、ホーム上のお客様とぶつかればケガにもつながってしまうためです。“ちょっとぐらい”と思ったとしても、支柱がどこにあるかは(走行中の列車からは)把握しづらく、危険です」

 悩ましいのは、走行中の危険行為は車掌や運転手の目が届かないため、注意が難しいこと。ただし、そうした危険行為によって他の乗客に迷惑が及んだ場合、「状況次第では損害賠償もありえる」(小西さん)という。

 もし、マナーの悪い撮り鉄に憤っていたとしても、窓から身体を出す危険行為を犯すのはアウト。当然のことだが、撮影側も乗車側もルールの厳守を。