■「ルフィを茶化す発言なんて、芸人の質が低すぎる」

 関連する強盗事件では死者が出ていることもあり、岩井や番組、フジテレビには批判が殺到。「芸人嫌いだし番組終わらないかな?」「ルフィを茶化す発言なんて、芸人の質が低すぎる」「ハライチ岩井のことをルフィ岩井って呼んでる。それほど許せんわ」といった声も上がった。

 2月10日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)でこの話題を取り上げた際、ゲスト出演していた大竹まこと(73)は「これは恐れずに言えばですね、どんな芸人もウケたいと思います。ウケるためなら何でもやってみようと思います」とコメント。

 続けて「それが大スベりすることもあります。今の世の中で芸人の話す範囲が狭まる中で、尖った尾根上でしゃべってる状態なわけ。1つ間違えれば落ちる。そのリスクは大きいんだけど、芸人さんはそれでも面白いことを言いたい。岩井の気持ちはちょっとわかるね」と、岩井の発言を擁護した。

 さらに「それが行き過ぎるかどうかというのがテレビを通して判断が下るわけだけど、俺たちの枠が狭まり、尾根が切り立っていく中ではとっても生放送の芸人さんは追い込まれたところにいると思うね」と芸人の気持ちに寄り添いつつ、「オーソドックスなウケを取れる芸人はそれはそれで素晴らしい。でもそれをできない芸人もいるんですよ」と持論を展開していた。

■ハライチ岩井は“被害者”だった!?

 前出の制作会社関係者はこう話す。

「実は、岩井さんは、ある意味“被害者”なんですよ……。というのも、岩井さんからあんな発言が飛び出した裏には、事前に担当ディレクターとしっかり打ち合わせをしていて許諾を得ていた、というのがあったというんです。

 あの日、制作サイドからは“放送中に『ルフィ逮捕』というニュースが入るかもしれません”と言われていて、岩井さんは“イジっていいんですか?”と確認を取っていたそうなんです。

 その際、担当ディレクターから“やっちゃってください!”とお墨付きというか、むしろ後押しをされ、それであんなふうにボケてしまったと……。ある意味、岩井さんは被害者、というのはそういうことです。大竹さんに“それをできない芸人もいるんですよ”と言われてしまったわけですが、岩井さんから“いやいや、ちょっと違うんですよ”といったところではないでしょうか」