■主要人物にある共通点

『アンチヒーロー』の主要人物は、主人公の明“墨”を筆頭に、色の名前が入っているキャラクターが多い。ドラマ公式サイトには人物相関図があるが、

「明墨法律事務所」では明峰柊斗(北村匠海/26)、木凛(大島優子/35)、ノ宮飛鳥(堀田真由/26)、山憲治(林泰文)。

「東京地方検察庁」には検察官・川歩佳(木村佳乃/48)。

 そして、他のメインキャストとして、第1・2話で殺人事件の被告人だった山啓太(岩田剛典/35)――以上7名に、色の名前が入っている。

 加えて、本作のテーマカラーは至極色(濃い紫)だが、明墨法律事務所の5人の色を合わせると至極色になることを公式に明らかにしている。北村が4月16日に行なわれたイベント『第2話最速試写会・スペシャル舞台あいさつ』で名前に色が入っていることを「戦隊ものです」とコメントしたことで、“戦隊=正義の味方”という発想からXでは考察が沸騰中。

《(検事だけど)緑川さんは弁護士チームの味方になる?》
《主要キャラの姓には色に関わる文字が入っている。一方で単発のゲストキャラには入っていない。と言うことは「緋山」はゲストキャラではなく、今後も出番がある》

 といった声が多く寄せられている。

※画像は『アンチヒーロー』の公式X『@antihero_tbs』より

 なお、主人公の宿敵になるであろう検事正・伊達原泰輔(野村萬斎/58)の名前には、色が入っていない。

「一方で、堀田真由さん演じる若き弁護士・紫ノ宮が味方なのか疑う声も多いですね。

 明墨を尊敬していて彼の非倫理的なやり口にも文句を言わないのに、明墨のデスクを探っていたこと。父親が警察官――検察に近い立場の職業であること。そして、伊達原検事正と会話している、彼女とも思えそうな謎の女性が登場していること。これらの要素から“紫ノ宮が検察のスパイ説”を唱える人もいます。

 ただ、この怪しさでそのまま検察側のスパイならあまりにも普通。“名前に色が入っているから、二重スパイで味方だろう”とする声もあり、今後に注目ですね」